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2017年12月21日
富士通研究所
当社先端技術「説明可能なAI」が英Nature誌に掲載
当社先端技術である「説明可能なAI」が、国際的な総合科学ジャーナルNatureのNature Focal Point 「Medical Innovation」特集に掲載されました。
本技術は、グラフ構造のデータを学習する富士通研究所独自のAI技術「Deep Tensor(ディープ テンソル)」と、学術文献など専門的な知識を蓄積した「ナレッジグラフ」と呼ばれるグラフ構造の知識ベースを関連付けることにより、大量のデータを学習させたAIの推定結果に対し、推定理由や学術的な根拠を提示するものです。
今回、ゲノム医療での利用を想定し、生物情報学分野における公開データベースや医療文献データベースから作成した学習データと「ナレッジグラフ」を利用して、疾患の原因となり得る遺伝子変異を高精度に推定し、関係性が部分的にしか知られていないような事象に関して裏付けとなる根拠を紐づけて提示することが可能となりました。
富士通研究所では、本技術を用いて、ブラックボックス型のAIに説明機能を持たせ、説明責任が問われる医療や金融などのミッションクリティカルな領域へのAI技術の適用を推進します。
Nature誌の掲載記事は、以下から参照できます。
URL: https://www.nature.com/collections/hshfngjxvb