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人材育成・キャリア開発

重要課題4 地球と社旗に貢献する人材育成

人材育成

社員は富士通グループの最大の財産であり、個々が様々な可能性を持った存在であると考えています。社員が仕事を通じてその能力や専門性を高め、自己の成長を実現できるよう、また、変化・競争が激しい社会において、より一層社員一人ひとりがチャレンジャーとして変化に挑戦できるよう、様々なアプローチで計画的・継続的に人材育成に取り組んでいます。

人材育成の指針

富士通の人材育成においては、下記の4つのテーマに重点を置き、人材育成部門が各ビジネスグループや人事部門と連携を図りながら、体系的な教育を実施しています。

人材育成重点4テーマのイメージ

推進体制

富士通では、経営層を中心とした「人材戦略委員会」を設置し、「富士通のビジョン/事業戦略の実現に向けた人材戦略」を定期的に討議しています。人材開発室では、全社人材開発のプロデュースおよび全社共通的な人材育成を行っています。各部門の人材開発部では、現場に近い専門性を強化する人材育成を行っています。

教育の実行については、教育を専門とするグループ会社である株式会社FUJITSUユニバーシティと株式会社富士通ラーニングメディアが主に担っています。

人材育成体制のイメージ

取り組みと実績

教育体系

新入社員から役員まで、それぞれの立場・役割に応じたベースライン教育を中心とする「共通教育」と、各部門や職種の専門性を高める「専門教育」を実施しています。また、自ら学ぶ社員をサポートするため、各種の自己啓発支援を行っています。ベースライン教育では、全階層に「思いのマネジメント(MBB)注1」の考え方を取り入れ、一貫性を持った研修を行っています。

(注1)思いのマネジメント(MBB: Management By Belief):
一橋大学の野中郁次郎名誉教授らが提唱する経営手法の新しいコンセプト。社員一人ひとりが自分の仕事に「思い」を持って取り組む状態をつくり出す経営手法。

人材育成体系のイメージ

一人当たり 年間平均学習時間(富士通本体)
  幹部社員 一般社員 全体平均
2013年度 39.5時間 44.3時間 43.1時間

グローバルビジネスリーダーの育成

長期的な育成を目指し、富士通の若手からミドルクラスを対象に、「ハイポテンシャルな人材を選抜」し、「実践を通じたアクションラーニング」と「修羅場経験(チャレンジングな配置)」を通じて成長の場を与えることを教育の柱としています。また、イノベーション領域でのビジネス拡大に向け、多様な人材とコラボレートしてビジネスを創造できる組織・人材の開発を強化しています。

グローバルビジネスリーダーの育成体系のイメージ
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GKI/A ディスカッションの写真
GKI/A ディスカッション

グローバルリーダー育成の中核をなす「Global Knowledge Institute Advanced course(略称: GKI/A)」と「Global Knowledge Institute - design, development, disruptive course(略称: GKI-d)」は、2000年にスタートし、2014年度までに両コース合わせて累計1,000名を超える卒業生を国内外に輩出しています。

現場ニーズに応じたグローバル人材育成の取り組み

全社的な取り組みに加え、各部門にて、より現場に近い専門性を重視したグローバル人材の育成に取り組んでいます。

部門別の取り組み
営業部門
  • 短期駐在研修や拠点駐在体験による実地訓練を行っています。
    【2014年 9名、2015年度 40名に拡大予定】
  • 2015年度はグローバルコミュニケーション力強化のためのe-learning/集合型各種研修を展開予定です。
インテグレーション
サービス部門
  • グローバルビジネスの実践者を育成するため、TOEICレベルに合わせた各種研修を実施。さらに、一定レベルに達した受講者を海外事業所へ派遣する海外出張OJTを実施しています。
    【2014年度 研修受講者 282名、海外出張OJT 15名】
サービス
プラットフォーム部門
  • 産業構造や市場が急速に変化する中で、グローバルな経験値・価値観を持つ人材の育成を加速すべく、海外の事業所やインキュベーターに対する短期派遣を実施しています。
    【2014年度 37名】
グローバル
コーポレート部門
  • 法務部門からの海外ロースクールへの派遣や、知的財産部門からの海外特許事務所への派遣など、それぞれの専門性に特化した海外派遣を実施しています。

プロフェッショナル化の推進

(1) プロフェッショナル認定制度

富士通グループでは、各専門分野のプロフェッショナル育成を目指し、プロフェッショナル認定制度を設けています。毎年、論文および面接による審査を実施し、新規認定を行うとともに、既認定者についても定期的な更新審査により、スキルを継続して保有していることを確認しています。

また、認定者はカテゴリー別にコミュニティ活動を行い、さらなるスキルの向上や情報発信、後進育成などを図っています。

プロフェッショナル認定カテゴリー(2014年度、グループ会社含む)

  1. 営業:認定者数 318名
    ストラテジ/アカウントマネジメント/ソリューション
  2. システムエンジニア:認定者数 1,901名
    コンサルティング/プロジェクトマネジメント/業務アーキテクチャー/ITアーキテクチャー/サービスマネジメント/品質マネジメント/プロダクトアーキテクチャー/IPマネジメント
  3. エンジニア:認定者数 462名
    プロダクト企画/アーキテクチャー開発/ハード・ファーム開発/ソフト開発/製造・生産技術/品質保証技術

(2) セキュリティマイスター認定制度

サイバー攻撃に関する脅威が多様化・高度化する現在、富士通ではお客様の情報資産を守るための取り組みの1つとして、富士通グループ内から高い技術を持つ技術者を発掘、認定し、フィールドへ配置する仕組みを整えました。認定制度では、現場ニーズに適合した3領域15種類の人材モデルを定義し、人材モデルごとに専門教育コースを開設しています。サイバーレンジ(仮想演習場)を採用した技術者育成教育も、新規に開発しました。また、コミュニティの有識者同士のナレッジ共有により、認定後のスキル向上にもつながっています。

キャリア開発

キャリア開発の支援

社員の自律的なキャリア形成を支援するため、キャリア支援の専門組織を設置し活動しています。

キャリア研修

教育専門組織と連携し、幹部社員および一般社員向けに自らのこれからのキャリアを考えるためのキャリアセミナーを実施し、毎年1,000名強が受講しています。

キャリア研修体系のイメージ

キャリアカウンセリング

これからのキャリアの選択肢を広げる、または外部での活躍の場を考えるための支援として、希望者に対して専門のキャリアカウンセラーによるカウンセリングを行っています。

社内募集制度・FA(フリーエージェント)制度

社員自らが自分のキャリアの方向性を選択できる仕組みとして、以下の制度を設けています。

これらの制度を設けることで職業選択の機会を拡大し、自律的キャリアの推進、社員の適正配置化、さらなるチャレンジングな企業風土の醸成を目指しています。

≪社内募集制度≫

強化する事業分野や重点的に補強が必要なプロジェクトごとに、求める即戦力人材を社内イントラネット上で公開して募集する制度です。広く社内に人材募集を行うことで、職制を通じては把握できない個人スキルやタレント性などの発掘や人材活性化につながっています。1993年から年2回実施しており、すでに制度として定着しています。これまでに、延べ3,000名強(2014年度末現在)がこの制度を利用して異動しています。

≪FA(フリーエージェント)制度≫

社内募集制度に加え、より社員本人の希望・意欲を重視し、社員本人からの積極的な求職を可能にした制度です。一定レベル以上の経験を積んだうえで、希望する職務・部署に就くチャンスが与えられます。2003年度より年1回実施しており、現在までに延べ600名強(2014年度末現在)が異動しています。

シニア層人材の活躍支援

上記のキャリア開発支援を行うとともに、社外での活躍を希望する方は、専門のキャリアカウンセラーの支援を通じて様々な団体や企業などに転身し、活躍しています。

また、定年後再雇用制度では、ワークライフバランスの充実や介護など、シニアの働き方の多様なニーズにも柔軟に対応しています。