AI/RPAの取り組み事例
行政分野でのAIやRPAの事例をご紹介します。
富士通の自治体様向けAIにおける取り組み事例
AIのマッチング技術やあいまい検索技術を活用し、自治体様と一緒に様々な実証実験を行っております。
糸島市様「移住希望者マッチング」実証
社会受容性を考慮し、移住希望者と候補地の適切なマッチングを実現
概要・目的
- 福岡県糸島市で移住希望者へのマッチング実証実験
- 移住候補地として注目度が高く相談が増加。海、山、田園、市街地、離島など多様な地域特性を持つ
- 移住希望者のニーズに対し地域密着型の情報提供を行い、適切なマッチングを実現
効果
- 移住希望者と市担当者の対話がAIにより促進
- 移住者の不安解消や満足度向上、地域活動の活発化を実現
技術
- AIマッチングを用いて、移住希望者に最適な地域を提示。移住希望者が評価を行い、AIが好みをさらに学習
関連情報
- 福岡で「移住したい町」第1位の糸島市の移住相談を、「AIマッチング」で支援【FUJITSU JOURNAL】
- 自律成長するAIを用いて移住満足度向上を目指す実証実験を開始【プレスリリース】
さいたま市様「入所選考マッチング」実証
AIマッチング技術による、「保育所入所選考」の自動化を実現
※ 自治体向け保育業務支援システム「MICJET MISALIO 子ども・子育て支援」のオプションサービスとしてサービス化(2017年度)
概要・目的
- さいたま市の約8000人の匿名化データにより実証実験を行い、わずか数秒で最適な保育所割り当てを導出
- 子どもの優先順位を守り、申請者の複雑な希望をかなえるために、膨大な時間をかけて入所選考をしている
- 本技術により「早く」「きめ細やか」な入所割り当てを導出
効果
- 入所選考時間の短縮
- 業務負荷の軽減
- 住民サービス向上(決定通知の早期発信、よりきめ細やかな条件の取り込み)
技術
- 申請者の希望条件の依存関係を、ゲーム理論を用いてモデル化することで、優先順位の高い人ができる限り高い希望をかなえる唯一の割り当てを導出
関連情報
- AIを用いたマッチング技術で最適な保育所入所選考を実現。さいたま市の児童約8000人の割り当てもわずか数秒で可能に【FUJITSU JOURNAL】
- 最適な保育所入所選考を実現するAIを用いたマッチング技術を開発【プレスリリース】
- MICJET MISALIO 子育てソリューション
大阪市様「職員業務支援用AIサービス」実証
全国初、戸籍業務でのAIによる職員判断支援サービスを実現
概要・目的
- 審査、判断のために該当法令、先例の調査に膨大な負担がかかる戸籍業務。法令、先例データと、富士通戸籍システムで得たFAQデータをAIに取り込み、調査時間の短縮と職員負荷軽減を図る
- 富士通 Zinrai「専門分野別意味検索」を利用し、複数の文書から検索に用いられた自然文やキーワードに意味的に近しいものを検索
- 業務の経験年数を問わず、職員知識サポートを行い、市民対応の時間短縮と正確性向上により「業務効率化」、「市民サービス向上」を図る
効果
- 経験の浅い職員でも法令・先例等の各種データから適正な情報を早期に探すことが可能
東京都北区様「介護保険業務の効率化」実証
AIを活用した社会保障給付の適正化に向けた実証実験を実施
概要・目的
- 蓄積された介護給付費請求データと、指導監督が必要となった請求データを、機械学習させる事で請求データの適正性を自動的に分析できるモデルを構築
- 構築したモデルを用いてデータ適正性を分析し、分析結果と過去の指導監督記録を照合する事で有効性を検証
- 実証期間は、2018年1月~2018年3月
- 介護サービス事業者からの介護給付費請求の指導監督に関する業務を効率化
富士通の自治体様向けRPAにおける取り組み事例
富士通は、自治体様と一緒にRPAの実証事業を行っております。
自治体様 住宅管理システム入力実証事業
RPA+OCRにより自動化することで、低コストで課題解決が可能
職員の業務遂行における課題
- 紙の書類からのデータエントリで、繁忙期は残業が続いている
- 手入力による入力ミスによる手戻りも発生している
- 入力作業のために臨時職員や外部委託が必要になる
概要
- 『減免徴収猶予申請書』1600枚を読込み、システムに登録
- 適用前後で総所要時間が83%減少(106.7時間が17.8時間に)
一宮市様「市民税業務へのRPA適用における職員作業効率化」
入力作業はロボットに任せることで、職員負担を削減
概要
- 現状、一宮市様にて導入されている課税支援システムおよび、住民税システムにおける年金情報異動入力において、両システムへ二重入力が必要となっている。
- RPAの導入で、課税支援システムへの入力情報を住民税システムへ自動入力することで、職員様の工数削減を実証実験する。
和歌山県様および大阪府様RPAを活用した実証事業
RPA活用による業務効率化の有効性を実証
(作業時間の削減、作業業負担の軽減、ミス防止 等)
概要・目的
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