Percepta®

製品概要

Percepta シリーズでは、化合物の化学構造から、様々な物性、ADME、毒性の予測を行えます。
スプレットシートで複数の化合物の物性・ADME・毒性予測を一括で計算、結果を一覧表示できる他、化学構造が目的の物性と合わない場合は、化学構造の一部を目的に 合うように変換可能かを、評価・検討する事が可能です。

特長

大量の化合物のスクリーニング

  • 予測機能を用いることで、大量の化合物に対し、迅速かつ効率的に、プロファイリング及びスクリーニングを行えます。

評価結果のカラーマッピング表示

  • 化合物の種々特性を部分構造単位で評価し、カラーマッピングとして化合物構造上にハイライト表示ができます。
  • この表示により、化合物特性に大きな影響を及ぼす部分構造と、その効果の方向性を容易に確認することができます。

予測結果の信頼性指標

  • 予測対象化合物に対する予測モデルの適用範囲を示す信頼性指標(RI:Reilability Index)が予測結果と共に表示されます。
  • 信頼性指標は、0(信頼性なし)~1(信頼性が高い)で表示されます。
  • 信頼性が高いとRIの表示色は緑に、低いと黄色→赤色への変化します。

研究者のこのような悩みを解決

課題 1 化学構造式の情報は手元にあるがどのような特性があるかわからない 
解決 1 化合物情報をインプットすることで物性やADME関連の予測ができます         
課題 2 特定の特性を持った化合物の構造をデザインしたい 
解決 2 類似化合物の情報や任意の特性情報を持った化合物のデータを検索することができます 
課題 3 自社で保有する化合物の情報はあるものの、活用方法がわからない 
解決 3 自社データを追加して独自予測モデルの再構築ができます              
課題 4 大量の化合物を評価したい
解決 4 バッチモジュールがあり大量の化合物情報の予測が可能です             
課題 5 化合物評価を自動化したい
解決 5 データベースや化学情報フォーマットとの連携によって、自動化が可能です      

主な機能

PhysChem
ACD/LogPLogP を予測
ACD/pKapKa を予測
Aquatic Solubility水溶解度を予測
ACD/LogDLogP, pKa, LogD を予測
Boiling Point/Vapor Pressure沸点/蒸気圧を予測
ACD/PhysChem SuitePhysChem モジュール全てを利用可能
ADME
Blood Brain Barrier Permeation受動的な血液脳関門(BBB)透過性(LogPS定数)を予測
Cytochrome P450 Substrates/InhibitorsCYP450 5種(CYP3A4, CYP2D6, CYP2C9, CYP2C19, CYP1A2)の基質/阻害剤になる確率を予測
Distribution血漿タンパク結合性(PPB)と、血漿中のヒト血清アルブミン(HSA)との親和性の対数を予測
分布容積(化合物が血漿中と等しい濃度で瞬時に各組織に分布すると仮定した際の容積)を予測
Maximum Recommended Daily Dose1日当たりに推奨される薬物の最大投与量を予測
Passive Absorption薬物の受動的吸収の割合とヒト空腸の透過性、Caco-2細胞の膜透過性を予測
P-gp SpecificityP-糖タンパクの基質、あるいは阻害剤となるかを判定
PK Explorer薬物の経口バイオアベイラビリティと血漿中濃度の関係について、薬物の物性や投与量から予測
Regioselectivity of MetabolismCYP450とヒト肝ミクロソームによって代謝される化合物の部位を予測
Oral Bioavailability化合物の経口バイオアベイラビリティ及び化合物が腸管膜から細胞内へ能動輸送される可能性を予測
Passive Absorption, P-gp Specificity, Water Solubility を含む
Tox
Acute Toxicity急性毒性の有無の判定と、LD50値を予測
Endocrine System Disruption化合物のエストロゲンレセプターとの相対的な結合親和力を予測し、生殖毒性と癌の可能性を評価
MutagenicityAmes 試験における陰性/陽性を予測
Health Effects特定の器官、臓器系における化合物の毒性を予測
hERG InhibitionhERGチャンネルの阻害を評価し、QT延長により引き起こされる心疾患安全性を評価
Irritationドレイズ試験による、目刺激性と皮膚刺激性を予測
Cytochrome P450 Specificity (inhibitor)化合物が主要なチトクロームP450 (3A4, 2D6, 2C9, 2C19, 1A2) 代謝系のいずれかの阻害剤となるかどうかを予測
Aquatic Toxicity 水生生物毒性のLD50値を予測
PhysChem
DMSO SolubilityDMSOへの20mM以上の溶解性があるかを評価
ACD/AbsolvAbrahamタイプの式から溶媒関連の特性を予測
Impurity
ACD/Impurity Profiling Suite変異原性/染色体異常/DNA変異/発がん性/生殖毒性を予測

価格・動作環境

詳細はお問合せください

ACD/Labs に関するお問い合わせ

富士通は、ACD/Labs®製品の販売代理店です。
ページの先頭へ