富士通 グローバルデリバリービジネスグループ モダナイゼーションナレッジセンター センター長 伊井 哲也

“攻めのモダナイゼーション”で変革を。AWS Summitで講演

2日間でおよそ3万人が来場した「AWS Summit Japan(エー・ダブリュー・エス・サミット・ジャパン)」。この中で、富士通株式会社の伊井 哲也が講演を行い、”攻めのモダナイゼーション”を推し進めることによって事業や経営の変革に繋げていくことが重要だと訴えました。

最新のITを導入し、経営に活用を

アマゾン・ウェブ・サービス(以下、AWS)が主催するイベント「AWS Summit Japan」は、毎年延べ3万人が参加する日本最大のAWSを学ぶイベントで、2024年は6月20日・21日の2日間にわたって開かれました。会場では150を超えるセッションが行われたほか、250以上の展示ブースが設けられました。

この中で、富士通モダナイゼーションナレッジセンター長 SVPの伊井 哲也が、「富士通がAWSと共に取り組む 攻めのモダナイゼーション」と題した講演を行いました。会場は立ち見も出るほどの盛況の中、伊井は、富士通が注力しているモダナイゼーションの取り組みについて説明しました。

モダナイゼーションとは、古くなったIT資産を最新の製品や設計構造に置き換えることです。富士通は、長年培ってきたシステムインテグレーションの技術などによって、モダナイゼーションを迅速かつ安全に進められるよう支援しています。さらに、モダナイゼーションを実現するだけでなく、デジタル・トランスフォーメーション(DX)や経営改革にも繋げていくための提案をしています。

伊井は、「DXを中心としたデータドリブン化や経営改革・業務変革に向けて、生成AIを始めとする最新のIT資産をいかに経営に取り組んでいくかが重要です。モダナイゼーションを通じて変革にも取り組んで頂きたいと思い、日々提案しています。」と述べました。

AWSとの協業でモダナイゼーションを加速

講演では、2024年3月に富士通とAWSが発表した協業についても説明しました。富士通とAWSは、「Modernization Acceleration Joint Initiative」(モダナイゼーション・アクセラレーション・ジョイント・イニシアティブ)として、同年4月から取り組みを進めています。

伊井は、「メインフレームの移行において、約20年、100社以上の実績がある『AWS Blu Age(ブルーエイジ)』というツールと、富士通のシステムインテグレーションの技術を掛け合わせていきます」と富士通とAWSの協業の狙いについて説明しました。

「AWS Blu Age」は、COBOLソースコードを分析して変換対象となるプログラムを特定し、JAVAに変換するリライトツールです。古いプログラム言語やミドルウェアを最新のものに置き換えることで、機能拡張のハードルを下げ、新たな業務要件に対応するリードタイムの短縮や改修のコストの削減につなげることができます。
しかし、リライトツールだけではモダナイゼーションが行えません。リライト作業の前後で不可欠なシステムインテグレーションの作業に富士通の知見を活かすことで、これまで以上に迅速で安全なモダナイゼーションの実現に繋げていきます。

伊井は、「これまで個別に行ってきたシステムインテグレーションの作業をどれだけ標準化できるかが、私たちITベンダーにとっての勝負のわかれ道であるため、最適なソリューションを提供できるよう注力しています」と述べました。

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“攻めのモダナイゼーション”で変革を

講演の締めくくりに語ったのは、”攻めのモダナイゼーション”に取り組むことの重要性についてです。

伊井は、「古いシステムを新しいものに置き換えなくてはいけないという『必然的なモダナイゼーション』ではなく、最新のツールを使ってモダナイゼーションの先にある経営改革や業務変革に取り組んでいくことが大切です。これを『攻めのモダナイゼーション』と呼んでいます。私たちは、お客様のモダナイゼーションを進めていくだけではなく、経営にまで踏み込んだ提案をしていきたいと考えています」と述べました。

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講演の後、多くの人で賑わう富士通の展示ブース

データは資産 デジタルを武器に

AWS Summitの会場では、富士通のモダナイゼーションの取り組みを知ってもらうためのデモンストレーションも行いました。講演が終わると、多くの人が次々と富士通の展示ブースに足を運び、関心の高さが伺えました。

展示ブースで説明を行ったモダナイゼーションナレッジセンターの藪田有司シニアディレクターは、「これまで企業に蓄積されたデータは、企業価値を高めるための重要な資産です。しかし、システムが古かったり、組織内で分かれてデータが管理されていたりして、その資産が充分に活用されていないケースが多いのが実情です。モダナイゼーションは、その状況を打破し、デジタルを武器として使いこなせるようになるための第一歩になります。富士通は、お客様が次のステージへと上がるお手伝いをしたいと考えています」と説明していました。

既存情報システムを最適化し、DX基盤としてのあるべき姿に

富士通は、独自の強みをお客様の価値に変え、お客様資産の最適化とDXをご支援します。

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