Vision for Agile

富士通の目指すアジャイル

DXの必要性

VUCA(ブーカ)*1という造語が表す通り、近年ますます将来の予測が困難になってきています。ここ数年では、スマートフォン等の普及、COVID-19の影響等により、生活やコミュニケーションスタイルも想像以上に大きく変わりました。
ビジネスの側面では、デジタルディスラプターの隆盛やグロ-バルレベルでの競争の激化等、日本企業を取り巻く課題は大きく、かつ複雑化しています。このような変化に対応しながら競争上の優位性を確立すること、つまりDX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル変革)の推進が必要不可欠です。

*1:VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べたもので、環境変化が大きく捉えにくい情勢を表現したもの。

DXに向けた富士通のアプローチ

DXとアジャイル

DXとは、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務プロセスや組織、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義されています。(出典:経済産業省「DX推進ガイドライン」2018年12月)。企業のビジョンを実現に向け、DX推進として様々な変革や新たな取り組みが行われるでしょう。

物事の進め方も従来のものとは変わります。
例えば新規に参入する領域であれば、まずは小さく始めて改善・向上しながら磨き上げ、ユーザーに受け入れられるサービスやプロダクトを作っていくアジャイルのアプローチがより重要になります。また、もしも途中でトレンドに則さない等の事情がある場合は開発の途中で中止、もしくは、逆に想定以上にビジネス効果が見込まれると判断した場合は投資を増やしていくような柔軟な対応も可能です。このようにこまめに軌道修正を行いながら変化するゴールに向けたアプローチが可能であるアジャイルはDXを推進する上で重要な要素であると言えます。

アジャイルによるアプローチ

富士通のアジャイルに対するアプローチ

富士通ではお客様のDX推進を実現するための重要な要素の1つとしてアジャイルを位置付けます。単に開発シーンだけにアジャイルを活用するのではなく、アジャイルの重要性の啓蒙、アジャイルなマインドへの変革なども併せて行っていき、お客様の経営層、ビジネス部門の方々と共にDXを実現していきます。

システムに目を向けると、経済産業省「DXレポート」でも述べられている通り、ビジョン実現に向けて、基幹系のモダナイゼーションや新しいビジネスやサービスを実現するシステムを組み合わせて対応していくことが重要です。
富士通はこれまで、業種・業務に関する幅広い知識と知見をもち、ソフトウエア、サービス、ハードウエア、インフラに至るまで、統合的なシステムインテグレーションを提供してきました。加えて、DXに関連する様々な技術を有しています。こうした経験、知見、ノウハウ、技術等を組み合わせ、お客様のDX推進に貢献します。

アジャイルの適用範囲

Fujitsu Agile Initiative

いかにビジネスを創出し、モダナイゼーションを進めるか?といった課題に対し、富士通ではアジャイルイニシアチブと称し、大きく4つのカテゴリーとして、ケイパビリティ、フレームワーク、ナレッジ、テクノロジーにより進めます。「ケイパビリティ」は、アジャイル人材の開発・育成、および、お客様のアジャイル導入等を支援するスキームから、また、「フレームワーク」としては、大規模プロジェクトも効果的・効率的に進めるためのSAFe®連携富士通アジャイルから構成されます。さらに、従来の経験・知識・知見に基づく「ナレッジ」、そして、アジャイル開発に活用する適切な技術の捉え方である「テクノロジー」があります。本サイトではこれらに基づいて説明します。

Fujitsu Agile Initiative

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