GS21のデータ資産 活用術 ~Remote Access eXtensionの魅力~

第3話 外部ストアドプロシジャ機能って何?

今回は、外部ストアドプロシジャ機能についてのお話しです。
例のお二人に、お話しを進めてもらいましょう。

Fさん

『前回のおさらいだけど、【ストアドプロシジャはRDBにアクセスできるけど、他のDB/DSにはアクセスできない。それに対して、COBOLはどんなDB/DSでも呼び出すことができる。】ってことだったけど、いいかな。
ここからは、COBOLで作成したDBアクセスロジックを持つシステムを前提として話を進めるよ。』

Jさん

『はい!前回教えてもらったDBアクセスロジックですね。
富士通メインフレームは長年にわたりお客様のビジネスを支えているので、当然COBOL資産はたくさんあるんでしょうね。』

Fさん

『そうなんだよ。このCOBOL資産もお客様にとっては大切な資産だから、これを有効活用せずに捨ててしまうのはもったいないことなんだ。』

Jさん

『でも、メインフレームの技術者は減ってきているし、GS21のデータ資産を活用したくても、活用できずにあきらめてしまうお客様もいるかもしれませんよね。』

Fさん

『そうだね。理想としては、どんなDB/DSでもSQLで呼び出すことができて、しかも、メインフレームのスキルがなくてもGS21のデータを活用できる。そうして、メインフレームの良さや価値を再認識してもらい、使い続けてもらえるというのが、RAXの目指していることなんだ!
これを実現するために、COBOLでやっていることをSQLで網羅しようと考えたが簡単なことではなかった。それなら、ということで、COBOLの代替手段として作られたのが「外部ストアドプロシジャ機能」だよ。』

Jさん

『なるほど。前回登場した「COBOLで作成したDBアクセスロジックを、ストアドプロシジャに見せる機能」ですね!』

Fさん

『おっ、よく覚えてるじゃないか。
COBOLがストアドプロシジャの仮面をかぶってストアドプロシジャのように振る舞うというようなイメージ。もちろん、中身のCOBOLのDBアクセスロジックは変えずにそのまま。』

Jさん

『なんとも便利な、「仮想化」みたいな機能ですね。』

Fさん

『それに似てるよね。
仮面をかぶっただけでストアドプロシジャとして認められるという仮面の力とは、一言でいうと、「オープン環境からオープンライクにGS21のデータ資産を活用できる」こと。新規業務だから、当然、業務のアプリ開発を行うけど、その業務に合わせたDBへの問い合わせ処理(検索や更新等)を行うためのDBアクセスロジックの設計・定義が必要になってくる。』

Jさん

『えー、「設計・定義」が必要なんですか!?そうなったら、完全にお手上げじゃないですか!だって、このDBアクセスロジックはCOBOLで作られていて、しかもCOBOLの特別なスキルが必要ですよね?』

Fさん

『そう思うだろ?ところがだ!
RAXは、従来の資産を利用して、外部ストアドプロシジャ機能環境を自動生成してくれる「外部ストアドプロシジャ管理ツール」を提供するから、DBアクセスロジックの設計は不要となる。もちろん、COBOLの特別なスキルも不要だよ。』

Jさん

『さっすがRAX~!期待を裏切らないですね。 この「外部ストアドプロシジャ管理ツール」については、また次回詳しく教えてください!』

(おまけ情報)

Fさん

『仮面をかぶっているだけで、中身はCOBOLだから、ストアドプロシジャとは区別する必要があるよね。そこで、「外部ストアドプロシジャ」と命名してストアドプロシジャとは異なることを宣言させた。外部ストアドプロシジャの「外部」とは、ストアドプロシジャはRDBの内部にあるが、COBOLはRDBの内部ではなく外部にあるという理由からきているんだよ。』

製品情報

  • Remote Access eXtension
    ~GS21データ資産を活用する基幹オンライン業務のオープン環境での構築を支援~

富士通メインフレームに関するお問い合わせ

Webでのお問い合わせ

  • 当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

電話でのお問い合わせ

ページの先頭へ