Fujitsu Mainframe GS21
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Fujitsu Mainframe GS21
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GS21のデータ資産 活用術 ~Remote Access eXtensionの魅力~
第2話 オープン技術者にもGS21のDB活用を可能にするSQLインタフェース
今回はSQLインタフェースについてのお話しです。
前回同様、新人のJさんと先輩のFさんお二人に、お話しを進めてもらいましょう。
![]() Jさん |
『さっそくですが、SQLというのはどんなものか教えてください!』 |
![]() Fさん |
『SQLっていうのは、RDBのデータを操作するための言語だよ。
SQLを使えば、RDBのデータの検索や更新ができるんだ。』 |
![]() Jさん |
『えっと、RDBっていうのは、Symfowareをはじめとする、「行」と「列」からなる表形式のDBのことでしたよね。リレーショナルデータベースだったかな…。』 |
![]() Fさん |
『そうそう!表形式だから、RDBのデータを検索したり更新する場合は、SQLで「行」と「列」を指定して該当するデータを特定するんだ。
例えば、この在庫マスターで、「テレビ」の在庫を求めるとするよね。 ![]() 事前に商品番号がわかっている場合は検索キーとして商品番号を指定すればいいし、わからない場合は商品名に「テレビ」を指定して検索すればいいよね。 SQLでは、「行」、つまりレコードの情報をすべて取り出すこともできるし、必要な「列」だけを取り出すこともできるんだよ。』 |
![]() Jさん |
『なるほど。必要なデータの条件を指定すれば、データの検索や更新ができるんですね。これなら、私でもRDBの操作ができちゃいますか!? 』 |
![]() Fさん |
『そうだね、こういうことをやりたい、という目的のデータ操作をそのままSQLで表現できるといえるよね。
ほかにもSQLを使うメリットがあって、更新や削除処理を一括処理できるから、高速処理はもちろん、効率的なアプリ開発にも大きく貢献できるんだ。だから、ハイエンドシステムへの適用も可能なんだよ。』 |
![]() Jさん |
『そうなんですね。だからメインフレームにもSQLを使うってわけですね!』 |
![]() Fさん |
『元々Symfowareを利用しているお客様が多いからね。
GS21のように、大量のデータを一括して処理する必要がある場合には、ストアドプロシジャを利用するんだ。』 |
![]() Jさん |
『ストアドプロシジャ…ですか。
聞いたことはあるけど、なんだか難しそうですね。』 |
![]() Fさん |
『そんなに難しいことじゃないよ。
ストアドプロシジャっていうのは、データベースに対する一連の処理手続きを1つのプログラムにまとめて(PROCEDURE)、保存(STORED)したもののことでね。ストアドプロシジャを使うと、条件分岐(※)や繰り返しを行う制御構文を持つこともできるから、単体のSQL文だけで行なう処理に比べて、複雑な処理を行うこともできるようになるんだ。』
※条件分岐:IF文を使用するストアドプロシジャ
|
![]() Jさん |
『はい。メインフレームには大量のデータが蓄積されているので、例えば、日々の売上集計を出したり、複雑なデータの抽出も必要になりますよね。となると、大量のSQL文のやりとりが発生してレスポンスに影響はないんですか?』 |
![]() Fさん |
『その心配ならいらないよ。
ストアドプロシジャは、SQL文を一括呼出しするから、SQL文のやりとりについては通信コストを削減して負荷を軽減できるんだ!』 |
![]() Jさん |
『それはうれしいですね。あ、でも!確か1話では、GS21のDBって、RDBの他にもいろんな種類があるって話でしたよね。ということは、やっぱりSQLでは、それらのデータを処理することができないってことじゃ?』 |
![]() Fさん |
『はっはっは。この「できない」を「できる」にしたのがRAXってわけさ!RAXは、本来はSQLで呼び出すことが「できない」COBOLで作成されたDBアクセスロジックを、SQLで呼び出すことが「できる」ようにするんだ。』 |
![]() Jさん |
『DBアクセスロジックですか…。えっと、それはつまり?』 |
![]() Fさん |
『元々GS21には、NDBやVSAMといったDBにアクセスするためのロジックを、COBOLで作ってあるんだよね。RAXは、そのDBアクセスロジックを、ストアドプロシジャのようにSQLから呼び出す仕組みを提供したんだ。この機能を「外部ストアドプロシジャ機能」といって、GS21全てのDB/DSにSQLインタフェースでリモートアクセスできるようになったんだ。』 |
![]() Jさん |
『それは画期的ですね!』 |
![]() Fさん |
『いやいや、それだけで驚くのはまだ早いよ。さらにRAXでは、Java、C、COBOL、VB(.net)等、開発者が使い慣れた言語を自由に選択してクライアントアプリの開発ができる。つまり、オープン環境で、GS21のDBを活用する新規業務を開発するときには、オープンスキルだけで開発ができるんだよ!』 |
![]() Jさん |
『まさに、RAXは富士通メインフレームの救世主になりそうですね。』 |
![]() Fさん |
『そうだね!さて次回は、SQLからさまざまなGS21のDBを呼び出すことができる外部ストアドプロシジャ機能について説明しよう。』 |
製品情報
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Remote Access eXtension
~GS21データ資産を活用する基幹オンライン業務のオープン環境での構築を支援~
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