無線電力伝送への取り組み紹介
新たなエネルギーの形を創造する無線電力伝送
「電力伝送(WPT)」への取り組み紹介
「電力供給の新常識、無線電力伝送の魅力」
私たちの生活は、電力によって支えられています。しかし、電力を利用するためには、常に電源コードや充電器が必要で、それが生活の自由を制限することもあります。そこで注目されているのが「無線電力伝送」です。これは電力を物理的な接続なしに伝送する技術で、私たちの生活をより便利で自由なものに変える可能性を秘めています。しかしながら、無線電力伝送にはまだ課題もあります。例えば、伝送距離や効率、安全性などの技術的な課題や、規制や法制度の整備などの社会的な課題があります。モバイルテクノは5Gなど基地局無線装置の開発経験から、高効率の送信機開発や高感度の受信機開発などのノウハウを活かして、WPTの分野でも貢献していきてく、研究開発をすすめてます。以下、RFIDを使った無線電力伝送の研究開発を実施しましたのでご紹介します。
センサ搭載タグ(RFIDタグ)のワイヤレス給電システムの研究開発
IoTネットワークが拡大してきた昨今、ますますWPT技術の重要性が増してきました。モバイルテクノはIoTネットワーク(センサーネットワーク)を想定したセンサ搭載タグ(RFIDタグ)のワイヤレス給電システムに研究開発を行いました。センサを組み込んだタグを、アンテナからの電波で起動させ、センサの情報を取得するようにし、センサとの通信は920MHz帯RFID方式を採用してます。ハードウェアは複数のセンサを搭載した受電装置(RFIDタグ)を試作し、1つのリーダーとタグの組み合わせで複数のセンサに対応しました。
<想定活用シーン>
IoTデバイス電力供給
電池交換が困難なIoTデバイスに無線で電力を供給することができます。これによりIoTの拡大をさらに加速させることができます
電気自動車電力給電
駐車場やガレージに設置した充電パッドを利用して、ケーブルを使わずに電気自動車を充電することが可能になります。
工場自動化
移動するロボットや機器に無線で電力を供給し、工場の自動化を促進することができます。
WPT取り組み紹介資料
上記紹介しましたセンサ搭載タグ(RFIDタグ)のワイヤレス給電システムの研究開発についてご紹介します。資料をダウンロードしてご覧ください。