平瀬プロ解説!
富士通レディース2022

大会3日目~決勝・総括~

優勝 古江 彩佳 選手

Rank Player Score R1 R2 R3 Total
1 古江 彩佳 -16 66 65 69 200
2 岩井 明愛 -15 70 66 65 201
3 新垣 比菜 -14 68 67 67 202
4T 阿部 未悠 -12 66 68 70 204
4T 菅沼 菜々 -12 68 68 68 204
4T 西郷 真央 -12 65 71 68 204

富士通レディース2022 平瀬 真由美プロのトーナメントトーク

40回目の富士通レディース最終日。快晴の秋晴れの中スタートしました。
連覇を目指す、所属プロの古江彩佳。
今日は、我慢の1日となりました。
前半は、5番のバーディだけで、本当に我慢の連続、1アンダーで折り返しました。

古江彩佳選手

今日、スコアを伸ばして来たのは、岩井ツインズの姉。岩井明愛。1番、3番、5番、8番、9番とスコアを5つ伸ばして、13アンダー。トップの古江に1打差に迫ります。
スコアを伸ばせない、古江に対し、岩井、新垣、山下、菅沼らが、スコアを伸ばし、一時は、3人がトップに並ぶ大混戦。そんな中で、岩井が、15アンダーで先にホールアウト。
最終組の古江は、16番でバーディを取り、15アンダー。

岩井明愛選手
新垣比菜選手

18番最終ホールは、いままで多くのドラマを生んで来た、最難関ホール。
古江のティショットは、右のファーストカットから、転がり、フェアウエイに止まります。
そこから、176ヤードのセカンドショット。グリーンの手前には、深く切り立った、名物のバンカーが待ち受ける、パーを取るのも難しい難ホールです。
古江のセカンドショットは、左からの風にぶつけるような、持ち玉のドローボールで、ピン手前、約5m。これを決めれば、優勝の大事なパット。

古江のパットは、カップのど真ん中に吸い込まれ、見事、大会連覇を達成しました。
これで、富士通レディースは、アマチュア時代の優勝含め、3勝目。国内ツアーは8勝目となりました。

今日の古江さんは、昨日までとは違い、少しショットがずれている感じでした。又、パッティングも思うようなラインに乗らず、少しづつ外れていて、なかなかバーディの来ない、厳しい展開でした。
そんな中でも我慢を重ね、ティを前に出した、16番のパー5で、確実にバーディを奪い、トップに並び、あの難易度の高い、タフな18番で、見事にバーディ。
本当に素晴らしいフィニッシュでした。

今年アメリカツアーの参戦し、安定したプレーをしてきた彼女は、とても成長していると感じました。今日のような展開の中でも落ち着いて、チャンスを待つ姿は、アメリカツアーで戦うことから、学んで来たのでしょう。
最後のパッティングなどは、アメリカのタフなグリーンの経験が生きているのではとも感じました。古江さんの成長を感じた大会でした。最後のパットは感動的でした。

馬場咲希選手

今年は、雨の影響もあり、今までよりもグリーンコンディションが、止まりやすい状況でしたが、それでも素晴らしいコンディションの中、感動的なトーナメントだったと思います。
ロゥエストアマは、馬場咲希が獲得。今日は思うようなプレーが出来ずに悔しそうでしたが、これから本当に楽しみな選手だと思います。

今年もありがとうございました。楽しく感動的な一週間でした。

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平瀬 真由美プロのプロフィール

生年月日
1969年10月30日
出身地
熊本県

アマチュア時代より活躍し、1988年プロ転向。
翌年の1989年のミヤギテレビ女子OPで、プロ初優勝。
1993年、94年、2年連続で賞金女王に輝き、1996年からアメリカツアーに参戦。
国内18勝。海外1勝。ツアー通算19勝。

現在は、テレビ中継の解説やラウンド解説、コラムなど、独特の理論で、女子ゴルフ界を盛り上げている。
富士通レディースには過去8回出場し、1993年(第11回大会)に優勝している。

平瀬 真由美プロ

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