平瀬プロ解説!
富士通レディース2022

大会2日目~予選~

富士通レディース2022 平瀬 真由美プロのトーナメントトーク

40回目を迎えた、富士通レディース。秋の気配の中で、第2ラウンドが終わりました。
トーナメントをリードしているのは、13アンダー。2位に3打差。昨年の優勝者であり、富士通の所属プロである、古江彩佳です。

今日のプレーは、圧巻でした。
まず、スタートの1番ホールで、96ヤードの3打目を、54℃のウエッジで、チップインイーグル。
4番、5番で連続バーディの後、7番のパー5で、約60ヤードの3打目を、再びチップインイーグル。前半を、6アンダーで終えました。

後半は、耐える展開でしたが、14番でバーディ、しかし、16番のパー5では、奥から、3パットのボギーとしましたが、17番パー3で、バウンスバック。トータル、13アンダーで、単独トーナメントリーダーで最終日を迎えます。
過去、富士通レディースでは、アマチュア時代に優勝し、その後、2位、優勝と、本大会、コースとの相性は抜群です。明日も期待出来ると思います。

古江さんは、アメリカツアーを経験することで、いままで以上に、ショットの精度が上がっているように感じました。特にアイアンショットは、力感なくスムースに振っているのですが、良く飛んでいると思います。又、今日も難しいアプローチを難なく寄せて、パーセーブしており、このショートゲームの精度の高さは、彼女の成長の証に感じます。

古江彩佳選手
蛭田みな美選手
馬場咲希選手

3打差の2位には、今日、古江と同じ組でプレーした、蛭田みな美が、7バーディ、2ボギーの67で上がってきました。
今年は思うような成績が出ていなかったようですが、パットが面白いように入っていました。
スタートの1番は、チップインバーディでしたが、続く2番と、前半の上がり3ホールを連続バーディでターンしました。しかし、同組の古江が、圧巻のプレーをしており、目立たなかったくらいですが、素晴らしいプレーでした。

今年の全米女子アマを制した、アマチュアの馬場咲希は、今日は思うようにスコアを伸ばせず、3バーディ、2ボギーのトータル5アンダーと、19位タイに少し後退してしまいました。
初日同様に、パッティングに苦労しているようですが、やはりショットももう少し、ピンに絡んでくると、ビッグスコアも期待出来るのではないでしょうか?
背も高く、大きなスイングをする選手で、本当にゴルフが上手だな。と感じています。
明日の最終日は、思い切りプレーして欲しいです。

いよいよ、明日が最終日です。勝って当然と皆が思う展開の中、古江彩佳がどんなプレーをするのか?楽しみな最終日です。
私も現役時代に何度も経験していますが、今回のように、「勝って当たり前」のような中で、優勝するのは、本当に大変な事です。しかし、今の古江さんなら、大会連覇をあっさりやり遂げてくれると期待しています。

平瀬真由美プロ
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平瀬 真由美プロのプロフィール

生年月日
1969年10月30日
出身地
熊本県

アマチュア時代より活躍し、1988年プロ転向。
翌年の1989年のミヤギテレビ女子OPで、プロ初優勝。
1993年、94年、2年連続で賞金女王に輝き、1996年からアメリカツアーに参戦。
国内18勝。海外1勝。ツアー通算19勝。

現在は、テレビ中継の解説やラウンド解説、コラムなど、独特の理論で、女子ゴルフ界を盛り上げている。
富士通レディースには過去8回出場し、1993年(第11回大会)に優勝している。

平瀬 真由美プロ

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