
UWBの活用が拡大
UWB(Ultra Wide Band)は超広帯域無線(500MHz~)であり、下記のような特徴がある無線システムです。
最近では、スマートフォンへのUWB搭載を契機に注目されて、クルマの分野や医療・ヘルスケア、工場や物流などでUWBの活用が拡大しています。
- 高精度測位・測距 ・・・インパルス無線方式により、電波到来時間を高精度に測定でき、測距・測位を高精度(誤差15cm程度)で行うことが可能。
- 近距離高速通信・・・ ns(ナノ秒)のパルス幅でデータ通信をするので、近距離高速通信が可能。
- 高信頼性通信 ・・・広帯域通信をするため、他の無線規格やノイズの影響を受けにくい。また周波数当たりの送信電力が低いため、他の無線システムへの影響も極めて低い。
UWB主な活用シーン
ヘルスケア
BAN(Body Area Network)においてUWBが最有力候補で期待されています。生体センシングなど高信頼な通信が求めらえるBANにおいて、広帯域で他の無線システムからの影響を受けにくく、また送信電力(-41.3dBm/Mhz以下)が低いため、人体への影響も小さいと言われます。
物流・倉庫
高精度の測位を実現。これまで製造現場の効率化や、部品・製品管理などに活用されようとしています。加えて、近年スマートフォンにも実装され、さまざまな位置サービスを民生向けにも拡大してきています。
クルマ スマートキー
スマートフォン(UWB実装)をキーすることが可能になり、利便性が高まります。通信ならびに測距を組み合わせたカーエントリーで、盗難の防止や安全なカーシェアリングなどを実現します。。
UWB使いこなしの課題
UWBデバイスの市場投入が活性化し、それに伴い電波法制度も整備され、UWBの活用が拡大しようとしています。
しかしながらUWBデバイスを検証する際に、仕様やデバイスの使い方など不明点が多数あり使いこなしが難しい状況です。
モバイルテクノは早くからUWBに注目してきており、UWBの研究開発を推し進め、UWBデバイスを使いこなしてきました。
モバイルテクノでは、これまでの、研究開発の実績とノウハウを活用して、UWB測位評価ソフトウェアを開発しました。
UWB測位評価ソフトウェア概要
これまでUWBデバイスを使用した研究開発の知見を活かし「UWB評価ソフトウェア」を開発しました。
このUWB評価ソフトウェアは、UWBデバイスのベンチマークを目的に開発しており、UWBデバイスのベンチマークに必要なパラメータ(AOA重み,PDoAオフセット,ToFオフセット,中央値サンプル数など)を変更することができ、利用シーンに合わせたベンチマークが可能です。
UWB測位評価ソフトウェアの特徴
開発不要で、すぐにベンチマークが可能
UWBを動作させるためのソフトウェアをすぐに提供可能。開発コストを抑えながら、製品企画検証を素早く実施可能。
柔軟なパラメータ変更が可能
設定パラメータ変更しながらベンチマークが可能で、お客様に合わせた検証が可能。
UWBデバイス使いこなしの知見
早くからUWBを活用した研究開発を実施してきており、お客様に合わせた最適な設定など提案可能。(※有償)
UWBデバイス評価ソフトウェアの紹介動画
UWBデバイスの使いこなしの課題や、UWB評価ソフトウェアの紹介ならびに評価の様子などをご覧ください。
「UWBデバイス評価ソフトウェア」資料一式
村田製作所製TYPE-2AB-EVB(Qorvo製UWBデバイス搭載)での測位評価
村田製作所製評価ボードTYPE-2AB-EVB(Qorvo製UWBデバイス搭載)上でUWBデバイス評価ソフトウェアを動作させたときの設定画面や評価の様子をご覧ください。
「UWBデバイス評価ソフトウェア」資料一式
UWB測距・通信評価
村田製作所製評価ボードTYPE-2AB-EVB(Qorvo製UWBデバイス搭載)にUWBデバイス評価ソフトウェアをインストールして、測距ならびに通信を同時に動作させた動画になりますのでご覧ください。
「UWBデバイス評価ソフトウェア」資料一式
村田製作所製TYPE-2BP-EVB(NXP製UWBデバイス搭載)とスマートフォンを対向させた測位評価
村田製作所製評価ボードTYPE-2BP-EVB(NXP製UWBデバイス搭載)に測位評価ソフトウェアを搭載させたスマートフォンを対向させた測位評価を行いましたので、ご覧ください。