UHF帯RFID導入ガイド 第6章 RFID読み取り検証(1)
事前確認事項
RFID機器の選定や、アンテナの位置を検討した結果をもとにRFID読み取り検証を実施します。
RFID読み取り検証を実施する前に確認すべき項目は以下です。
分類 | 概要 | 確認内容 |
---|---|---|
タグ | タグの種類 | 形状、サイズ、ユーザメモリ領域の要/不要、耐久性が最適である |
取り付け位置 | 衝突によるタグの破損、素材の影響を受けない位置へ取り付ける | |
取り付け方法(治具など) | 使用環境に耐える取り付け(治具利用有無等)をしている | |
読み取り環境 | 読み取り条件 | 読み取り時の姿や通過ライン、周辺環境を確認している |
複数読み取り | 一度に最大何枚読み取る必要があるか確認している | |
処理時間 | 現場の運用に支障をきたさない処理時間である | |
通信距離 | 現場運用の負荷とならない十分な通信距離であり、現場スペースに適している | |
読み取り阻害条件の確認 | タグ読み取り阻害条件を確認している | |
運用 | 通過速度 | ゲートを利用する場合の通過速度を確認している |
モノの動き | 想定されるモノの動き(向き)を確認している | |
ヒトの動き | 業務中のヒトの動き(導線)を確認している | |
運用/リカバリー方式 | タグを正確に読み取れなかった場合の対応策や、リカバリー方法を検討している | |
機器構成 | リーダライタの選定 | 業務シーンに合ったリーダライタを選定している |
アンテナ台数、種別 | アンテナの台数、アンテナの種別(円偏波/直線偏波)は最適である | |
アンテナの高さ・向き、ゲート間距離 | アンテナの高さ・向きは最適であり、現場スペースに設置可能なゲート設計である | |
リーダライタの出力レベル | 読み取りに最適な電波送信出力である | |
周辺装置の必要性 | センサーやパトランプ、その他、外部装置との連携があるか確認している | |
その他 | 既存周辺機器への影響 | リーダライタが既存周辺機器に与える影響を確認している
既存周辺機器がリーダライタに与える影響を確認している |
電波防護指針の確認 | 電波防護指針内容及び、電波利用申請済のリーダライタを使用しているかを確認している |