平瀬プロ解説!
富士通レディース2023

大会前日~練習~

富士通レディース2023 平瀬 真由美プロのトーナメントトーク

こんにちは。平瀬真由美です。今年も「富士通レディース」を会場から、色々取材し、みなさんにお伝えしようと思います。よろしくお願いします。

今年は、夏の猛暑の影響で、コースコンディション作りは、本当に大変な年になりました。
その中で、ここ東急セブンハンドレッドクラブでは、素晴らしいコンディションで大会を迎えました。ここまでのグリーンキーパーやコース管理、ゴルフ場スタッフの努力には、本当に頭が下がる思いです。選手たちは、その努力を無駄にしないように、精一杯のプレーを見せて欲しいと思います。

特に今年はラフが例年よりかなり深くなっています。グリーン周りなどは、アプローチの技術が試されるような深いラフが多く、慎重なプレーが要求されます。
グリーンのコンディションは、コンパクションが、23。速さが、11フィートと、かなり仕上がっています。

注目選手ですが、やはり、所属プロであり、ディフェンディングチャンピオンの古江彩佳ではないでしょうか。アメリカツアーを主戦場にしている彼女ですが、先月、一旦帰国し、日本女子オープンなどに出場後、先週は国内で調整し、会場に入って来ました。
アマチュア時代にこの富士通レディースで優勝し、プロ転向。その後の活躍は言うまでもありません。
今日はプロアマが行われていましたが、そのプレーの後、念入りに、ラフからのアプローチ練習に時間をかけていたのが、印象的でした。
アメリカの芝よりは、打ち易いとは言え、これだけの深いラフは、選手にとっては悩みの種。
その練習に時間をかけているのは、非常に良いことだと思います。
古江は、アプローチやショートゲームの練習を昔から本当によくやっていますが、今週も念入りに調整しており、彼女の“やる気”が見えます。
過去このコースで、3勝と相性は抜群です。そんなコースで、彼女がどんなプレーを見せてくれるか?初日から目が離せません。

そして、もう一人、期待したいのは、柏原明日架。古江と同じく、富士通の所属プロです。
先週のトーナメントでは最後まで優勝争い。ツアー2勝の柏原の活躍にも期待が持てます。
アマチュア時代から活躍し、プロ転向後も順調に成績を残し活躍してきましたが、ここ数年、成績が上がらず、苦労しているようですが、徐々に以前の彼女らしいプレーが見えてきました。今週の柏原にも大いに期待したいと思います。

明日からトーナメントが始まります。秋晴れの天気の中、どのような素晴らしいプレーが今年は見られるのか?今年も楽しみですね。

平瀬 真由美プロのプロフィール

生年月日
1969年10月30日
出身地
熊本県

アマチュア時代より活躍し、1988年プロ転向。
翌年の1989年のミヤギテレビ女子OPで、プロ初優勝。
1993年、94年、2年連続で賞金女王に輝き、1996年からアメリカツアーに参戦。
国内18勝。海外1勝。ツアー通算19勝。

現在は、テレビ中継の解説やラウンド解説、コラムなど、独特の理論で、女子ゴルフ界を盛り上げている。
富士通レディースには過去8回出場し、1993年(第11回大会)に優勝している。

平瀬 真由美プロ

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