平瀬プロ解説!
富士通レディース2023

大会1日目~予選~

富士通レディース2023 平瀬 真由美プロのトーナメントトーク

気持ちのいい秋晴れの中、第1ラウンドが始まりました。
絶好のコンディションで、好スコアが出ています。
初日トップには、6アンダーで、イ・ミニョン、岩井千怜、稲見萌寧、阿部未悠の4人。
1打差の5アンダーには、福田真未、川﨑春花、神谷そらと3人が続きます。
ディフェンディングチャンピオンで、富士通所属の古江彩佳は、イーブンパーの43位タイ。同じく、富士通所属の柏原明日架は、3アンダー、15位タイでした。

古江彩佳選手
柏原明日架選手

今日、私が注目したのは、稲見萌寧。東京オリンピックで、ゴルフとしては日本人初の銀メダルを獲得し、その年、8勝、賞金女王に輝きました。
しかし、その翌年から、思うように成績が伸びず、今季はここまでまだ未勝利。ポイントランキングも22位と彼女らしくない戦いが続いています。
それでも、少しずつ彼女らしさを取り戻して来ているのではないかと感じています。
昨日の午後も、練習器具を使い、かなり遅くまで念入りにパッティング練習をしていました。自分を信じて続けていけば、良い結果が生まれるのではないかと感じます。
今ひとつ調子が上がってこない古江彩佳ですが、今日は特にショットがばらつき、安心感の無い、一日となってしまったようです。それでも相性抜群のこのコースで、明日からの巻き返しに期待したいと思います。

稲見萌寧選手

今年は例年よりラフが非常に深く、フェアウエイキープが大事になっています。
グリーンを狙うショットがフェアウエイから打てるか?否か?が、スコアメイクの重要な要素になっています。
グリーンは非常に良い状態で、ラインとタッチを合わせることで多くのバーディを取ることが出来ます。
しかし、ラフからのショットではバーディチャンスにつけることが難しく、グリーンを外してしまうと、深いラフからパーを拾う事で精一杯になってしまいます。
素晴らしい季節の中、最高のコンディションで迎えた今年の大会。最後まで目が離せない展開が続きそうです。

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平瀬 真由美プロのプロフィール

生年月日
1969年10月30日
出身地
熊本県

アマチュア時代より活躍し、1988年プロ転向。
翌年の1989年のミヤギテレビ女子OPで、プロ初優勝。
1993年、94年、2年連続で賞金女王に輝き、1996年からアメリカツアーに参戦。
国内18勝。海外1勝。ツアー通算19勝。

現在は、テレビ中継の解説やラウンド解説、コラムなど、独特の理論で、女子ゴルフ界を盛り上げている。
富士通レディースには過去8回出場し、1993年(第11回大会)に優勝している。

平瀬 真由美プロ

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