平瀬プロ解説!
富士通レディース2023
大会2日目~予選~
富士通レディース2023 平瀬 真由美プロのトーナメントトーク
今日も素晴らしい秋晴れの中、第2ラウンドが行われました。
9バーディ、ノーボギーの63。トータル12アンダーでトップに立ったのは、櫻井心那選手。
昨年のプロデビューで、ステップアップツアー(JLPGA下部ツアー)で5勝を挙げ、今シーズン、すでに3勝と、素晴らしい成績をここまで残しています。
今日は、昨日より風が弱く、その分、プレーは優しかったと思いますが、ショット、パターともに完璧な内容でした。
1打差の2位には、岩井千怜。今日はショットが好調でしたが、フロントナインの中で必ずスコアを伸ばしたい7番パー5で、3パットのボギー。波に乗れない序盤でした。そこから立て直し、バーディを重ね、トップの櫻井に並んで迎えた最終ホール。フェアウェイの絶好のポジションから、グリーン手前に外し、アプローチもよらず、このホールをボギーとして、11アンダーでホールアウトとなりました。
明日の天気予報がかなり悪く、最終ラウンドがキャンセルの可能性もある中の最終ホールのこのミスは、岩井さんらしくない感じがしました。
同じく11アンダーには、阿部未悠、10アンダーに川﨑春花と、上位は素晴らしい顔ぶれになりました。
そして、今日、64のビッグスコアで、9アンダーまで順位を上げてきた、竹田麗央。
16番、515ヤードのパー5で2オンし、イーグル。飛距離を武器に上位を狙う位置に来ました。実は、彼女は私の姉の子どもで、姪なんです。期待する気持ちと心配な気持ちで、なかなか冷静に見れないのですが、徐々に成長してきているのは感じています。
是非、応援していただければと思います。
1アンダー、45位タイまでの52名が決勝ラウンドに進みました。
しかし、明日の天気予報では、朝方からかなりの雨の予報が出ています。
スタート時間は、8時の予定ですが、天気の状況により変更があるかもしれません。
又、JLPGAのルールで、最終ラウンドを成立させるために、「セカンドカット」と言うことを行う可能性もあります。これは、悪天候でスタート時間が遅れたりした場合に、人数を最小限にして、最終ラウンドを成立させる為のルールです。今出ている天気予報では、その可能性もあるかと思っています。いずれにしても、決勝ラウンドのプレーをして、今年の優勝者が決まって欲しいと思います。
平瀬 真由美プロのプロフィール
- 生年月日
- 1969年10月30日
- 出身地
- 熊本県
アマチュア時代より活躍し、1988年プロ転向。
翌年の1989年のミヤギテレビ女子OPで、プロ初優勝。
1993年、94年、2年連続で賞金女王に輝き、1996年からアメリカツアーに参戦。
国内18勝。海外1勝。ツアー通算19勝。
現在は、テレビ中継の解説やラウンド解説、コラムなど、独特の理論で、女子ゴルフ界を盛り上げている。
富士通レディースには過去8回出場し、1993年(第11回大会)に優勝している。