6G時代の
ICTアーキテクチャー

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2030年はどのような社会になっているのでしょうか?

リッチになるユーザ体験

2030年はSDG'sの年限。さらに多くの分野でデジタル化が進み、距離や時間の制約を超えた、極めてリッチなユーザ体験が可能な社会が広がっていくことが予想されます。

デジタル空間だけでなく、人やモノといった現実の物理空間も進化していくでしょう。ホログラフィ技術やXRといった人間拡張テクノロジーが身近なものとなると考えられます。

たとえば、モノや人間像を空間に投影するホログラフィ技術は、医療や遠隔会議などへの応用が期待されています。
また、センサーやロボット、カメラ、設備・機器など、インターネットに繋がるものがますます増え、センシングされたデータや動画情報が幅広く利用できるようになります。
さらに、UAV(無人航空機)やFlying Carといった今までつながらなかった場所にある物体とも接続ができるようになり、どこでも快適なコミュニケーションができるようになります。

より豊かな社会へ - 空間から体験の共有へ

物理空間が進化し、さらにデジタル空間のサービスと連動していく―。2030年に向けてこのような変化が加速していくでしょう。

コンピュータやインフラは進化し、膨大なデータを高速処理することができるようになります。6Gによって通信はさらなる高速・大容量・低遅延となり、サイバーフィジカルの同期が実現されます。すると、これまでのような文字、音声、空間等の共有からさらに一歩進んだ、「体験」そのものの共有が実現されます。

富士通は6Gの技術で社会課題を解決し、より豊かな社会を実現していきます。

動画で見る6G

テクノロジーによって実現する、接続された持続可能な未来のビジョンとは

2030年の社会像を実現するために必要な
ICTアーキテクチャーとは

物理空間のリッチ化とデジタル空間の複雑化。これからのICTアーキテクチャーには、両者の橋渡しをする役割が求められます。例えば、物理空間からセンサーを使って集めたデータをデジタル空間で集約、分析し、タグ付けすることで、価値ある情報に変換していく必要があるのです。
そのため、これからのICTアーキテクチャーには下記のような要件が求められます。

これまで以上に効率的なデータ処理ができること
大容量の処理のもとでも低消費電力を維持すること
専門家でなくても活用可能な自律性を持つこと

これらの要件を満たすために、ICTアーキテクチャーはどのように進化していくのでしょうか。

ICTアーキテクチャーの進化

今後は、ネットワークだけでなくIT領域も含めてアーキテクチャーの統合が進んでいくと富士通は考えます。このことは、ICTインフラの高性能を実現するハードウェアプラットフォームと、高機能を実現するソフトウェアプラットフォームの2つへの集約と進化を意味します。

こうした進化は1. 仮想化、2.ディスアグリゲーション化を背景に、3. ITとネットワークのアーキテクチャーの統合により進むと考えています。

1. 仮想化の進展
今まで、無線基地局、スイッチ、ルータといったネットワーク製品は、主としてハードウェアアプライアンスとして提供されてきました。しかしながら、現在は、ネットワーク機能をソフトウェアで構成し、汎用コンピュータ上のアプリケーションとして実現するネットワーク仮想化も進んでいます。

2. ディスアグリゲーション化の進展
ネットワーク領域では、その構成要素がさまざまな機能に分解され、必要な機能を組み合わせて再構成することが可能になる、ディスアグリゲーション化が進んでいます。
たとえば、5Gのモバイルコアと呼ばれるネットワークでは、モバイルコアを様々なネットワーク機能に分解し、各機能をマイクロサービスとして利用できる構成となっています。

3. ITとネットワークのアーキテクチャーの統合
ITシステムは、クラウド上、すなわち、仮想化されたリソース上で実現されることも多く、ネットワークの仮想化・ディスアグリゲーション化と親和性が高いといえます。また、デジタルツインなどITとネットワークの連携の重要性が増していくケースなど、今後は、ハードウェア、ソフトウェアの2つのプラットフォームに進化・集約する形でITとネットワークを統合したアーキテクチャーに進むと考えます。

ITとネットワークの統合的なアーキテクチャーは、ハードウェアの性能を最大限活用する形でネットワークやITの機能を実現します。すなわち、高品質や低コスト、低消費電力といった要件に合わせて、各機能をオーケストレーションすることで、エンド・エンドで最適なICTインフラを提供することが可能となります。
富士通はこうしたICTアーキテクチャーの実現に向けて、研究開発を進めています。

富士通の6Gに向けた技術開発の方向性

Open & Disaggregation

ネットワークやコンピューティングの機能を、要件に合わせてエンド・エンドで最適に用意するためには、個々の機能のインターフェースがオープンで誰でも利用できることが求められます。そこで、ソフトウェア実装による機能のディスアグリゲーションと機能間のインターフェースのオープン化の取り組みを進めています。

Intelligent Orchestration

機器の分散、機能のディスアグリゲーションが進むなか、要件に合わせて機能をスピーディに再構築し、かつ、誰もが簡易に運用できるインフラとすることが求められます。端末からクラウドまで、利用するネットワークやIT機器・機能を一体的に監視、制御を実現するインテリジェントオーケストレーションの取り組みを進めています。

Sustainability

6Gでは、5Gよりもさらに高速・大容量のデータ通信が行われるため、これまでよりもシステム全体として消費電力を抑えることがより重要になります。そのため、低消費電力なシステムの研究開発、システムの運用最適化によるインフラ省電力化の取り組みを進めています。

エンジニア認定制度
Global Fujitsu Distinguished
Engineer

将来にわたり重要な領域における技術の専門家として、難易度の高い社会課題を解決し、お客様の価値創造やビジネス戦略の実現に貢献します。

もっと詳しく
「あらゆる情報へのアクセスを向上させ、産業創出と技術革新を促進する社会の実現」という社会課題の解決に貢献していきたいと思います

Global Fujitsu Distinguished Engineer 認定エンジニア
作本 和則

ホワイトペーパー
6Gに向けたネットワークと要素技術

目次

  • はじめに
  • 2030年に向けた社会
  • ネットワークアーキテクチャーの進化
  • ネットワークの要素技術

6Gに関するお問い合わせ

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