LSIパッケージMB11K搭載のMCCボード(1975年)

  • コンピュータ
  • メインフレーム
  • 情報処理技術遺産認定

1975年(昭和50年)に完成した世界初の全面LSIを採用した超大型コンピュータモデルである「FACOM M-190」と「Amdahl 470/V6」用に開発され、2012年(平成24年)に第四回情報処理技術遺産に認定されました。MB11Kは、富士通と米国アムダール社の共同開発によるもので、当時の平均を大きく超える高密度と高性能を可能にした工夫のひとつが、MB11Kの特徴的な形状である上部に取り付けられた多層の放熱フィンです。これは、LSIの高密度化と高速化に伴う発熱対策として考案されたものです。

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