事業変革に向けてやるべきゼロトラスト改革

• DXが企業にもたらすメリットや、実現しなければならない背景を知りたい
• DXをどのように実現するか、ヒントを得たい
• ゼロトラスト活用のポイントを理解したい

イノベーションによって社会に信頼をもたらす。そして、世界を持続可能にしていくということが、業種・業界を問わず企業のこれからの存在意義を表す重要な要素とされてきています。その中で心身ともに健康で、良好な人間関係の向上に取り組みつつ、様々な社会課題を解決して、デジタル社会の発展を進めていくことが重要です。そして、それを実現するために、信頼ある基盤を構築し、お客様のDX化を進めていくことが大切なのです。本稿では、DXを実現しなければならない本質と、そこに潜在する様々な課題と解決策について解説します。

まず、この『DX』という表記自体について改めて解説すると、『D』はデジタルの”D”、『X』はトランスフォーメーションの”X”のことであり、「既存のこと、困ったことをデジタルの力を活用して変えていくことが必要」ということです。

しかし、変えていくといっても日本企業にありがちな承認階層の多さ、長い・多い会議、日本人ならではの同調圧力などはそう簡単に変えられるものではなく、こうしたことを変えて行くためにはデジタル化を進め、活用するだけではなく、企業文化から変えていく取り組み、つまりDXに取り組んでいく必要があると言えます。

では、日本企業は本当に変わっていないのでしょうか？十数年前のことを考えてみると、昔は社員旅行や運動会などが当たり前にありました。しかし、最近は多様な働き方が受け入れられ、片や人生のマルチステージ化が進んでいると言われています。以前は会社の都合で別の所への転勤などが当たり前であったために、家族や地域などの個人としてのコミュニティを壊していたことから、会社がコミュニティを提供するということは必要なことだったのです。つまり・・・