XML型データベースエンジンFUJITSU Software Interstage Shunsaku Data Manager
機能 - 高い信頼性 -

Interstage Shunsaku Data Managerは、どんなに複雑なデータでも事前のテーブル定義なしに格納でき、インデックスチューニングも必要ありません。登録したデータはどんな項目でもどんな複雑な条件でも自在に検索できるため、AsIsコンセプトを具現化する「あるがままに格納、思うがままに検索」を実現します。

トランザクション

複数のデータを更新する際、更新前後のデータの整合性が要求されるシステムでは、一連の更新処理をひとまとめにして確定させたり、取り消したりしたい場合があります。このような場合のデータの整合性を保証するために、アプリケーションからトランザクションを利用することができます。トランザクションの開始以降に実行された更新処理の結果をInterstage Shunsaku Data Managerに反映するかどうかは、トランザクションの終了時に決定(コミット、ロールバック)することができます。コミットですべての変更を有効にし、ロールバックですべての変更を取り消します。トランザクションのコミット方法には、自動コミットと手動コミットがあります。
自動コミットでは、1つのデータ操作、つまりAPIの呼び出しが終了するときにInterstage Shunsaku Data Managerが自動的にトランザクションをコミットします。手動コミットでは、アプリケーションが任意の時点でトランザクションをコミットすることができます。自動コミットと手動コミットの切り替えは、Interstage Shunsaku Data ManagerのAPIで設定します。デフォルト(コネクションの確立時)は自動コミットが有効になっています。

トランザクション

マルチサーバー構成

directorやsorterを別のサーバーに分散配置することでサーバー負荷を軽減します。データ規模の増大により、サーバーのハードウェア能力が限界に達してしまった場合に有効です。Interstage Shunsaku Data Managerで構築できるサーバー構成を以下に示します。

  • 単一サーバーで運用するシステム
  • searcherを別のサーバーで運用するシステム
  • アプリケーションを別のサーバーに配置して運用するシステム
  • ディレクターサーバーを増設して運用するシステム
  • ソートサーバーを増設して運用するシステム
  • データ量やレスポンス要求に応じて、1サーバー構成から複数サーバーを組み合わせた構成まで柔軟に対応可能

小規模構成例

データ量が小規模(1GB未満)の場合には、以下のような単一サーバー構成を取ることができます。

小規模構成例
小規模構成例

中規模および大規模構成例

データ量が大規模になる場合や、検索性能に対する要求が厳しい場合には、searcher、director、conductor、sorterといったInterstage Shunsaku Data Managerの内部コンポーネントをそれぞれ別のサーバーに載せる構成を取る事ができます。

中規模構成例
中規模構成例

大規模構成例
大規模構成例

HA(High Availability)

高度な信頼性が要求されるシステムでは、サーバーダウンによるサービス停止時間を最小限に抑える、高可用性(HA)が要求されます。Interstage Shunsaku Data Managerは、運用中のsearcherに異常が発生した場合、データを残りの正常なsearcherに自動的に配布して、そのまま運用を継続することができます(縮退機能)さらに、フェイルオーバー運用を行うことにより、サーバーがダウンした場合でも、即座にほかのサーバーへ業務を引き継いでサービスを継続することができます。ディレクターサーバーのフェイルオーバーにより、システムのダウンタイムを短縮、サーチサーバーのフェイルオーバーにより、検索性能の維持を実現します。

ディレクターサーバーのフェイルオーバー

ディレクターサーバーにハードウェア障害やソフトウェア障害など不測の事態が発生した場合に備え、Interstage Shunsaku Data Managerでは、クラスタシステムにおいて、フェイルオーバー機能を使用することができます。ディレクターサーバーのフェイルオーバー機能は、運用中のサーバーとは別に、万一の場合に備えて待機しているサーバーを用意し、クラスタシステムを用いることで実現します。ディレクターサーバーのフェイルオーバー機能は、下記のクラスタシステム上で動作します。

  • Windows
    Microsoft Failover Cluster(MSFC)、Microsoft Cluster Service(MSCS)
  • Solaris、Linux
    PRIMECLUSTER

ディレクターサーバーのフェイルオーバー

サーチサーバーのフェイルオーバー

サーチサーバーに異常が発生した場合、縮退により、最小限の時間で運用を再開することができます。しかし、「縮退前と同等の性能を期待できない」、「異常が発生したサーチサーバーを正常な状態に復旧する際に、サーチデータを手動で再配置する必要がある」ということが問題となる場合、サーチサーバーのフェイルオーバー機能を使用することで解決します。異常が発生したサーチサーバーの処理を代替させるサーチサーバーを用意して、事前に配置・起動しておくことで、縮退と同様に最小限の時間で運用が再開できるだけでなく、異常発生前と同等の性能を維持することができます。また、復旧時にサーチデータが自動再配置されます。

サーチサーバーのフェイルオーバー

モニタリング

モニタリングできる情報は、運用情報、設定情報(動作環境)およびコネクション情報です。各プロセスの性能情報(性能ログ)および動作状態(動作ログ)をロギングし、その情報を活用することで、性能調査時など異常箇所を素早くに特定することができます。

バックアップ・リカバリー

Interstage Shunsaku Data Managerの運用中にディスクの異常が発生した場合、あらかじめバックアップしておいたディレクターデータとオペレーションログを用いて、Interstage Shunsaku Data Managerの運用が再開できる状態に復旧することができます。ディレクターデータのバックアップは、OSコマンドまたはディスク装置のコピー機能を使用して行います。バックアップの開始および終了の宣言(shundbackupコマンドを使用)により、バックアップ中にデータの更新処理が行われた場合でもデータの整合性を保証できます。

  • 異常が発生する直前の状態に復旧
  • バックアップ時点の状態に復旧
  • 任意時点(最後のバックアップから異常が発生する直前まで)の状態に復旧

バックアップ・リカバリー

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