2021年10月17日(日) 大会3日目 〜決勝・総括〜

優勝 古江 彩佳 選手

Rank Player Score R1 R2 R3 Total
1 古江 彩佳 -12 65 67 - 132
2 勝 みなみ -12 63 69 - 132
3 渋野 日向子 -11 67 66 - 133
4T 上田 桃子 -9 67 68 - 135
4T 稲見 萌寧 -9 67 68 - 135

平瀬 真由美プロのトーナメントレポート 最終日

最終日。スタートが始まった頃から雨が降り始め、残念ながら、最終ラウンドは中止となってしまいました。

トーナメントは、昨日までの36ホールで成立し、トーナメントリーダーの古江彩佳選手と勝みなみ選手のプレーオフが行われました。
プレーオフは、16番からの3ホールで、優勝を決める方式になりました。
16番のパー5は、2人ともパーとし、続く、17番のパー3。
ここで、古江選手が素晴らしいショット放ち、バーディを取り、1歩リード。
タフな18番ホールは、両者ともに、アプローチで寄せ、微妙なパーパットを残す展開となりました。
約5mのパーパットの古江選手。見事にラインを読み切り、パーをセーブし、見事優勝しました。
今日の天候で、18ホールプレーが出来なかったことは残念ですが、非常に厳しいコンディションの中、3ホールのプレーオフでの、古江選手のプレーは見事でした。

古江彩佳選手

飛距離では、勝みなみ選手が有利でしたが、雨の中でも、リズム・テンポが変わらず、普段のスイングが出来ていたと思います。
一方の勝みなみ選手は、いつもより少しだけ、リズムが悪かったように感じます。
ほんの少しのズレが、この結果だったのでしょう。
それでも、2日間は圧巻のプレーで、トーナメントを盛り上げてくれたと思います。

勝みなみ選手

大会のホステスプロとして、優勝することは、多くの選手が望んでいますが、プレッシャーも強く、なかなか成し遂げることが出来ないのが現実です。
私も、現役時代に、所属させていただいている、ダイキンオーキッドレディスでは、胃が痛くなる思いでプレーしていました。
そんな中での優勝。本当に素晴らしい事だと思います。
おめでとうとございます。
これからの活躍を期待したいと思います。

最後に、今年の大会は、36ホールでの成立となった為、規定通り、賞金は、75%となります。
そこで、主催者の方々から、25%(2,500万円)を、チャリティにしたいと言うことになり、1,500万円を(公財)風に立つライオン基金を通じて、医療従事者への支援を贈り、1,000万円を、日本女子プロゴルフ協会のジュニア育成基金へ贈ることになったようです。
本当に素晴らしいことであり、私もプロゴルファーとして、感謝したいと思います。
ゴルフトーナメントが社会貢献出来ることは、とても重要であり、これからも継続出来ると良いと思います。

今年は無観客での開催でしたが、来年は、是非、たくさんのギャラリーの中で、開催出来る事を祈りたいと思います。ありがとうございました。

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平瀬 真由美プロのプロフィール

生年月日 1969年10月30日
出身地 熊本県

アマチュア時代より活躍し、1988年プロ転向。
翌年の1989年のミヤギテレビ女子OPで、プロ初優勝。
1993年、94年、2年連続で賞金女王に輝き、1996年からアメリカツアーに参戦。
国内18勝。海外1勝。ツアー通算19勝。

現在は、テレビ中継の解説やラウンド解説、コラムなど、独特の理論で、女子ゴルフ界を盛り上げている。
富士通レディースには過去8回出場し、1993年(第11回大会)に優勝している。

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