富士通株式会社(以下、富士通)が経営方針として掲げるDX企業への変革。その変革において不可欠なデザイン思考は、固定概念や従来の商習慣に捉われず、新しいイノベーションを起こすためのマインドセットであり、また、社員一人一人の想像力を引き出す手法となるものです。デザインセンターには、デザイン思考を実践することが求められ、さらに、富士通全社員に浸透させる役割も期待されています。
デザインセンターに所属する南澤沙良氏は、2017年の入社以来、一般消費者向けの電子ペーパーの開発など、富士通グループのパソコンメーカーである富士通クライアントコンピューティング株式会社(以下、FCCL)の新規事業にデザイナーとして携わっています。今回、具体的な仕事内容とともに、富士通におけるデザイナーの役割や効果について伺いました。
- (注)本稿は前編になります。後編はこちら >
前編のポイント
- デザイナーとして、製品のUI/UXデザインを担当している。
- ユーザー体験向上のため、製品の企画からプロモーションまで携わることが増えた。
- 製品が使用される現場を知り、ユーザー視点を持つことがデザイン思考の実践に繋がる。