2005(平成17)年に発達障害者支援法が施行され、全国の自治体が発達障がい者を支援するため様々な取り組みを行っています。中でも先進的に取り組んでいる東京都日野市と、株式会社ワイ・シー・シー、富士通が開発したのが、「発達・教育支援システム」です。これを整備してパッケージ化した「INCLSS(インクルス)発達・教育支援システム」(以下、INCLSS®)*注1 が、一般財団法人 国際ユニヴァーサルデザイン協議会(以下、IAUD)*注2 が実施するIAUD国際デザイン賞2021において、銀賞を受賞しました。このプロジェクトに携わった3人に話を聞きました。
- *注1:INCLSS障がいのある人もない人も共に学んでいく『インクルーシブ教育(英語: Inclusive Education)』のInclusiveとライフステージを通じた切れ目ない支援(Continuous Life Stage Support)から造語として『INCLSS』(インクルス)と名前付けられた、株式会社ワイ・シー・シーの商標です。
- *注2:IAUD「ユニヴァーサルデザイン(UD)のさらなる普及と実現を通して、社会の健全な発展に貢献し、人類全体の福祉向上に寄与すること」を基本理念として活動しています。その活動の一環として、民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力等の違いによって、生活に不便さを感じることなく、“一人でも多くの人が快適で暮らしやすい”UD社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体・個人を表彰する「IAUD国際デザイン賞」を実施しています。