Designshipは私にとって思い入れのあるイベントです。3年前、まだ学生の頃に現地参加をしました。その時は「FACE」が出展していて、就職先としての富士通デザインセンターに魅力を感じた、といういきさつがあります。
今回、富士通はスポンサーとしてDesignshipに参加しましたが、これも私から宇田デザインセンター長へのアピールがきっかけです。3年前の私のように、若い方々にデザインセンターを知っていただきたい、という想いからです。
ただ、実際の登壇はセンター長だと思っていたので、私がアドボケートとしてスピーチが決まったときには、まさか!本当に?とびっくりしましたね。
とはいえ、そういった縁あるイベントへの登壇は嬉しかったです。ものすごく緊張しましたが、会社の宣伝ではなく、等身大の自分の本音をちゃんとお伝えできたと思います。
今回印象深かったのは、登壇後のみなさんとのコミュニケーションです。イベント後の懇親会で、いろいろな感想をいただきました。インフルエンサーではない、ただの会社員のスピーチだからこそ伝わったという感想や、ベンチャー企業が富士通の動きに注目しているというコメントもいただきました。
実はDesignshipの10日前に別のイベントに登壇していて(Figma Schema)、その両方ご覧いただいた学生の方ともお話しできました。それぞれのイベントはテーマが違いますが、私の軸である「デザインアプローチを用いて社会課題を解決するエコシステムの構築」はきちんと伝わっていて、ぶれない姿勢に共感していただきました。発信し続けることの大切さに気付きましたし、発信するモチベーションにもなります。
登壇でも触れたように、デザインセンターでは「デザイン効果の定量化PJ」に取り組んでいます。社会課題に取り組むにあたり、デザインの効果を定量的にノンデザイナーに提示できること、経営層から投資を引き出すことは、エコシステム構築においても重要なファクターになります。われわれデザイナーにとって、社会課題をくくりだすための仕組みがエコシステムなら、その効果をいかに見せていくのか、そのひとつの方法がデザイン効果の定量化PJです。
実は今回発表した以外にも計画していることはたくさんあって、まもなく皆さんにお伝えできそうです。ぜひ楽しみにしてください!