リアルタイム複製による業務データの二重化Arcserve Replication
機能
機能説明
最新データを保護
業務サーバーから複製サーバーへほぼリアルタイムにデータを転送することで定期的に実施するバックアップと比べ、より新しいデータの保護が可能です。
複製先は遠隔地サイトやクラウド上のIaaS環境に設定でき、災害対策ソリューションとして活用できます。
ほぼリアルタイムなデータ転送
業務サーバーから複製サーバーへほぼリアルタイムにデータを転送します。定期的に実施するバックアップと比べ、より新しいデータを保護できます。
複製対象は、物理/仮想環境(Windows)の他、NASにも対応しています。
拠点間レプリケーション
同一拠点内でのレプリケーションはもちろん、遠隔地サイトやクラウド上のIaaS環境を複製先とした運用が可能です。遠隔地やクラウド上に最新のデータをおくことで、災害対策として活用できます。
複数拠点のレプリケーション運用を一元管理
レプリケーションの設定はウィザード形式で簡単に行えます。また、複数拠点でのレプリケーションの運用状況をコンソールから一元管理でき管理者の負担を軽減します。
切り替え運用
業務サーバーに障害が発生した際には、接続先を複製サーバーへ切り替えることにより、業務サーバーのシステム復旧を待たなくても、業務の継続が可能です。
複製サーバーに切り替えて業務を継続
業務サーバーに障害が発生した場合、データの参照先を複製サーバーに切り替えるだけで、簡単に代替運用が行えます。業務サーバーの修復やリストア作業によるお客様の業務停止時間を大幅に軽減します。
業務サーバの復旧後は、複製サーバーから業務サーバーへスムーズに切り戻しを行って、通常運用が可能です。
様々なレプリケーション運用に対応
お客様環境に合わせた様々なレプリケーション運用に対応するための機能を提供しています。
帯域幅の調整
レプリケーションで使用するネットワーク回線の帯域幅を、曜日や時間帯により調整できます。これにより、通常業務でのネットワーク利用を妨げることなく、遠隔地へのデータ転送を円滑に行うことができます。
また、帯域幅の調整は、レプリケーション運用を止めることなく行えるため、運用の停止/再開にともなう再同期処理等を考慮することなく、状況に応じていつでも変更できます。
複数台構成での運用
1台の業務サーバーのデータを複数台の複製サーバーへ転送する運用や、複数の業務サーバーのデータを1台の複製サーバーに転送するような、複数台構成でのレプリケーションが可能です。これにより、同一データーを複数拠点へ配置したり、遠隔地に集約したデータを定期的にバックアップするといった運用ができます。
過去に遡ったデータの復元
リワインド機能を使用して、過去に遡ってデータの状態を復元(ボリューム全体を復元)することが可能です。 例えば、業務サーバー側で誤ってファイルを消去し、その更新が複製サーバー側に転送・反映されてしまっても、ボリューム全体を削除前の時点まで巻き戻して、ファイルを復元することができます。
複製サーバーを利用したデータ検証
アシュアード リカバリ機能では、複製サーバーのデータを利用した、データ検証やテストの実施が可能です。
機能一覧
表中記号の意味は以下のとおりです。
レ:機能有り、N/A:機能無し
機能 | for File Server 製品(注1) | with Assured Recovery 製品(注2) |
---|---|---|
レプリケーションデータの暗号化 | レ | レ |
更新履歴情報の保持(リワインド機能) | レ | レ |
オフライン同期機能 | レ | レ |
実行中のシナリオの変更 | レ | レ |
1 対 1 のレプリケーション | レ | レ |
1 対 N または、N 対 1 のレプリケーション | レ | レ |
クロスレプリケーション・シングルサーバーレプリケーション | レ | レ |
アプリケーションデータの複製(注3) | N/A | レ |
無停止テスト(Assured Recovery )(注4) | N/A | レ |
Arcserve Backup との連携 | レ | レ |
-
注1「for File Server 製品」は、以下の製品を指します。
- Arcserve Replication 18.0 for Windows Standard for File Server
-
注2「with Assured Recovery 製品」は、以下の製品を指します。
- Arcserve Replication 18.0 for Windows Standard with Assured Recovery
- Arcserve Replication 18.0 for Windows Enterprise with Assured Recovery
- Arcserve Replication 18.0 for Windows Virtual Machine with Assured Recovery
- Arcserve Replication 18.0 for Windows Virtual Machine with Assured Recovery 5 Pack
- Arcserve Replication 18.0 for Windows VM Protection per Host License
-
注3アプリケーションデータの複製を行う場合、業務サーバー側と複製サーバー側の双方に with Assured Recovery 製品が必要です。
-
注4アプリケーションの無停止テスト (Assured Recovery) を行う場合、業務サーバー側と複製サーバー側の双方に with Assured Recovery 製品が必要です。
また、複製サーバー側にも業務サーバーと同じアプリケーションをインストールする必要があります。
製品体系
製品名 | 概要 |
---|---|
Arcserve Replication 18.0 for Windows Standard for File Server | ファイルサーバーのフォルダ/ファイルの複製が可能な製品です。 Standard エディション OS 用の製品です。 |
Arcserve Replication 18.0 for Windows Standard with Assured Recovery | ファイルサーバーのフォルダ/ファイルの複製、および、アプリケーションデータの複製が可能な製品です。 Standard エディション OS 用の製品です。 |
Arcserve Replication 18.0 for Windows Enterprise with Assured Recovery (注1) |
ファイルサーバーのフォルダ/ファイルの複製、および、アプリケーションデータの複製が可能な製品です。 Enterprise/Datacenter エディション OS、 および、クラスタ環境用の製品です。 |
Arcserve Replication 18.0 for Windows Virtual Machine with Assured Recovery (注2) |
ファイルサーバーのフォルダ/ファイルの複製、および、アプリケーションデータの複製が可能な製品です。 仮想マシン(すべてのエディション OS) 用の製品で、ライセンスを仮想マシン単位でカウントします。 |
Arcserve Replication 18.0 for Windows Virtual Machine with Assured Recovery 5 Pack (注2) |
ファイルサーバーのフォルダ/ファイルの複製、および、アプリケーションデータの複製が可能な製品です。 仮想マシン(すべてのエディション OS) 用の製品で、仮想マシン 5 台分のライセンスが含まれています。 |
Arcserve Replication 18.0 for Windows VM Protection per Host License (注2) |
ファイルサーバーのフォルダ/ファイルの複製、および、アプリケーションデータの複製が可能な製品です。 仮想マシン(すべてのエディション OS) 用の製品で、ライセンスを仮想化ホスト単位でカウントします(ホスト上の仮想マシンは台数無制限で使用可能)。 |
-
注1クラスタ環境においてマスタ/レプリカとするクラスタリソースグループが複数ある場合、リソースグループ数と同数のライセンスが必要です。
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注2Hyper-V を除く仮想環境のホスト OS のレプリケーションには対応していません。
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- 使用方法、技術的なお問合せ
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この製品に関するお問い合わせは、富士通株式会社のフォームを使用し、2024年4月1日よりエフサステクノロジーズ株式会社が対応いたします。