PRIMERGY CDI
Composable Disaggregated Infrastructure
次世代インフラストラクチャ
リソースの有効活用によるパフォーマンス最大化。インフラの肥大化、消費電力、設備コストの問題を解決。
私たちの生活から生み出される大量の情報。その情報をビジネスや暮らしに役立てるため、様々なデータ処理がコンピュータシステムに求められております。データ処理多様化に対応する次世代技術が、Composable Disaggregated Infrastructure(CDI)です。
PRIMERGY CDIは、高品質・高信頼なPCサーバ PRIMERGYと、高速なファブリック経由で共有されるハードウェアリソースプールに分離されたNVIDIA®社製GPUやストレージ、それらを管理する専用ソフトウェアで構成され、お客様のワークロードに合わせて、必要な時に必要なリソースを自由に配備したり、必要がなくなったら解放したりすることでリソースの使用率を最大化し、効率的な運用を可能にします。
※メモリのプール化は2025年、CPUのプール化は2027年を予定しております。
エフサステクノロジーズのこだわり
- 高性能&省電力
[自動最適化技術] - 必要に応じて、高性能GPUを組み込んだ論理サーバを動的に組立。システム全体の消費電力を低減
- オープン&互換性
[標準化技術活用] - コンテナ基盤※の標準技術を採用。既存アプリ資源の有効活用が可能
※2025年対応予定
- 安全性&安定性
[大規模並列化技術] - スパコンで培った、ワークロード分離・障害箇所の特定・保守性、を実現する技術を実装
導入効果
PRIMERGY CDIは、ディスアグリゲーテッドコンピューティング技術により、クラウドの柔軟性をハードウェアで実現することで、高性能、省電力/省コスト、運用効率化を実現するアーキテクチャです。
ワークロードごとに環境を用意していた従来型システムでは、ワークロードの増加に合わせたシステムの増強には作業時間や導入コストがかかっていました。また、システム運用においても、時間帯や時期によってハードウェアリソースの使用率に偏りがあり効率的に使えない場合がありました。
そういった課題を解決するのがPRIMERGY CDIです。本製品の導入により、限られたリソースを柔軟に組み合わせて使用することができ、初期導入費用や消費電力を最適化できTCOの削減をはかることができます。
従来のインフラ
GPU搭載サーバをワークロードに応じて用意
PRIMERGY CDI
CDI技術で共有プール化しGPUを効率的に利用
例えば、平日の業務時間帯は各サーバにGPUを分散して割り当てることで、より多くの推論処理を同時に実行させます。夜間や休日の推論処理が少なくなる時間帯は、1台のサーバにGPUを集中して割り当てることで、より多くのリソースが必要な学習処理を実行させます。
また将来的には未使用状態を監視による電源制御、故障監視による自動切替なども可能となります。このように、お客様の状況に応じて構成変更を行うことでTCO削減を実現します。
AI推論
各サーバにGPUを分散割り当て
AI学習
1台のサーバに全GPUを集中割り当て
GPU未使用時
電源制御で消費電力を削減
活用シーン
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プライベートクラウド
パブリッククラウド上でサポートされる多様なワークロードがサポートされるため、セキュリティを確保しつつ、パブリッククラウドと同様の利便性を実現できます。
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エッジクラウド
5Gネットワークとエッジクラウドの組み合わせで、スポーツイベント等、負荷がダイナミックに変わる環境でも、急激な変化に追従し、高速で低遅延なサービスの継続を可能にします。
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ビッグデータ解析
AI学習時は1つの計算サーバに複数GPUを集中させる、推論時は複数の計算サーバにそれぞれ1つずつGPUを割り当てる、というように、用途に応じてコンポーネント単位で構成可能なため、さまざまな用途利用が統合されたシステムでも効率化が可能です。
製品構成
PRIMERGY CDI V1.0とV1.1は互換性がありません。V1.0とV1.1のハードウェアは混在できませんのでご注意ください。
New PRIMERGY CDI(V1.1)主な構成一覧 | 最小構成 | 最大構成 |
---|---|---|
管理サーバ + Compose Manager for CDI | 1 | 1 |
コントローラアプライアンス for CDI | 1 | 1 |
PCIeファブリックスイッチ(16port、PCIe Gen5 対応) for CDI | 1 | 2 |
PCIe Box(PCIe×8、PCIe Gen5対応) for CDI | 1 | 3 |
計算サーバ(RX2530 M7 or RX2540 M7) + PCIe HBAカード(PCIe Gen5 対応) for CDI | 1 | 16 |
PCIeデバイス | 1 | 24 |
PRIMERGY CDI(V1.0)主な構成一覧 | 最小構成 | 最大構成 |
---|---|---|
管理サーバ + Compose Manager for CDI | 1 | 1 |
コントローラアプライアンス for CDI | 1 | 1 |
PCIeファブリックスイッチ(48port) for CDI | 0 | 1 *1 |
PCIe Box(PCIe×10) for CDI | 1 | 3 *1 |
計算サーバ(RX2530 M7 or RX2540 M7) + PCIe HBAカード for CDI | 1 | 6 *2 |
PCIeデバイス | 1 | 30 |
- *1PCIeファブリックスイッチ(48port)for CDIは、最大2台まで増設可能です。その場合、PCIe Box(PCIe x10)for CDIは2台までに制限されます。
- *2計算サーバは、PCIeファブリックスイッチ(48port)for CDIの搭載台数を2台にすることで、最大16台まで増設可能です。
PRIMERGY CDI V1.0、V1.1のいずれも、PCIeファブリックスイッチとPCIe Boxとの組み合わせごとに、接続可能な計算サーバ数や搭載可能なPCIeデバイス数が異なります。組み合わせ可能な構成など、製品の詳細については、システム構成図および各種ドキュメントをご参照ください。
構成・オプション、周辺機器等についての詳細・価格については、下記のシステム構成図よりご確認ください。
また、計算サーバ、PCIe Boxおよび搭載PCIeデバイスの消費電力/質量については、消費電力/質量計算ツールでご確認いただけます。
(コントローラアプライアンス for CDI、PCIe ファブリックスイッチ for CDIの消費電力/質量については、システム構成図よりご確認ください。)
エフサステクノロジーズの技術力
PRIMERGY CDIには、我々が長年培ってきた技術力やノウハウが数多く使われております。例えば、計算サーバ1台あたりに同時接続可能なGPUなどのPCIeデバイスは20台で、これは一般モデルとして販売しているPRIMERGYにPCIe HBAカードを搭載しても実現することはできません。ハードウェアだけはなく、エフサステクノロジーズのソフトウェア、ファームウェアの設計技術を集め実現しております。
また、PRIMERGY CDIは、初期導入費用や消費電力の削減だけではなく、性能面でも高いパフォーマンスを実現しております。詳細につきましてはホワイトペーパーを参照ください。
ドキュメント
カタログ
PRIMERGY CDI カタログ | 2024年8月6日公開 |
ホワイトペーパー
PRIMERGY CDI性能について | 2023年8月8日公開 |
PRIMERGY CDI GPU性能スケーラビリティについて | 2024年1月23日公開 |
PRIMERGY CDI 生成系AIベンチマーク(推論)の性能比較 | 2024年8月8日公開 |
マニュアル
PRIMERGY CDIシステム構築手順書、システム運用管理者ガイド、ソフトウェア管理者ガイドなどのシステムマニュアルや、コントローラアプライアンス for CDI取扱説明書、PCIe Box for CDI取扱説明書など個別製品マニュアルは、「製品サポート」サイトに掲載しております。
「製品サポート」サイトの「製品を選択する」ボタンより、「製品の検索」を選択し、「CDI」で検索してください。
PRIMERGY CDI V1.0 と V1.1 で対象ドキュメントが異なりますのでご注意ください。V1.0 と V1.1 の違いは本ページ内の「製品構成」をご覧ください。
PRIMERGYに関する資料請求・お見積もり・ご相談
この製品に関するお問い合わせは、富士通株式会社のフォームを使用し、2024年4月1日よりエフサステクノロジーズ株式会社が対応いたします。
お電話でのお問い合わせ
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富士通コンタクトライン(総合窓口)
0120-933-200(通話無料)受付時間 9時~12時および13時~17時30分(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)
この製品に関するお問い合わせは、富士通株式会社のフォームを使用し、2024年4月1日よりエフサステクノロジーズ株式会社が対応いたします。