VMware Horizon 8 ご紹介
概要
「VMware Horizon 8」は、1つのOS/アプリケーションを1人が使用する「仮想PC方式」、または1つのOS/アプリケーションを複数人が同時使用する「SBC方式」によるシンクライアントソリューションを提供します。これに加え、PCのディスクイメージの統合管理ソリューション、アプリケーションアクセス管理ソリューションなど、エンドユーザの作業環境を効率的に管理するための機能を提供します。
製品ラインナップ
「VMware Horizon 8」は、「Standard」、「Advanced」、「Enterprise」の3つのエディションがあります。
VMware Horizon 8 製品一覧
製品名 | Enterprise Edition | Advanced Edition | |||
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製品概要 | クラウドの自動化と管理を伴うデスクトップ及びアプリケーションを提供するライセンス製品。 | デバイスやシチュエーションを選ばず、統一したワークスペースから仮想デスクトップや様々なアプリケーションを提供するライセンス製品。 | |||
購入条件 | サーバ本体と同時手配必須 | ||||
ライセンスタイプ | Concurrent User(CCU) ライセンス、Named User ライセンスから選択可能 | Concurrent User(CCU) ライセンス、Named User ライセンスから選択可能 | |||
ライセンス単位 | 10 Pack | 100 Pack | 10 Pack | 100 Pack | |
バンドルSupportDeskサポート時間 | 平日 8時30分~19時 または24時間365日から選択可能 | ||||
バンドルSupportDesk年数 | 1年 / 5年 | ||||
含まれる主な
製品 / 機能 | Horizon
(仮想PC方式) | ○ | ○ | ||
Virtualization Pack for Skype for Business | ○ | ○ | |||
Media Optimization for Microsoft Teams | ○ | ○ | |||
vRealize Orchestrator Plugin for Horizon | ○ | ― | |||
Dynamic Environment Manager Standard | ― | ○ | |||
Dynamic Environment Manager Enterprise | ○ | ― | |||
Workspace ONE Access | ○ | ○ | |||
ThinApp | ○ | ○ | |||
App Volumes | ○ | ― | |||
RDSH
(SBC方式) | ○ | ○ | |||
Instant Clone | ○ | ○ | |||
vSphere Desktop | ○ | ○ | |||
vCenter Server | ○ | ○ |
製品名 | Standard Edition | Standard Edition Add on | |||
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製品概要 | デスクトップ仮想化を実現するために必須となる複数の機能(コンポーネント)をセットにしたライセンス製品。 | 既存のサーバ仮想化環境に対して、デスクトップ仮想化を追加するためのライセンス製品。 | |||
購入条件 | サーバ本体と同時手配必須 | VMware vSphereライセンスを所有している場合のみ購入可 | |||
ライセンスタイプ | Concurrent User(CCU) ライセンス | Concurrent User(CCU) ライセンス | |||
ライセンス単位 | 10 Pack | 100 Pack | 10 Pack | 100 Pack | |
バンドルSupportDeskサポート時間 | 平日 8時30分~19時 または24時間365日から選択可能 | ||||
バンドルSupportDesk年数 | 1年 / 5年 | ||||
含まれる主な
製品 / 機能 | Horizon
(仮想PC方式) | ○ | ○ | ||
Virtualization Pack for Skype for Business | ― | ― | |||
Media Optimization for Microsoft Teams | ― | ― | |||
vRealize Orchestrator Plugin for Horizon | ― | ― | |||
Dynamic Environment Manager Standard | ○ | ○ | |||
Dynamic Environment Manager Enterprise | ― | ― | |||
Workspace ONE Access | ― | ― | |||
ThinApp | ○ | ○ | |||
App Volumes | ― | ― | |||
RDSH
(SBC方式) | ― | ― | |||
Instant Clone | ○ | ○ | |||
vSphere Desktop | ○ | ― | |||
vCenter Server | ○ | ― |
従来製品からのアップグレード
エディションアップグレード製品
上記のライセンス製品に加えて、以下のエディションのアップグレード製品も提供いたします。
なおアップグレード製品の手配には、アップグレード元の製品を富士通より購入済みかつ、出荷時よりSupportDeskを継続契約されている事が条件となります。
アップグレード元のエディション | エディションアップグレード製品 | アップグレード先のエディション |
---|---|---|
VMware Horizon 8 Standard | Upgrade : VMware Horizon 8 Standard to VMware Horizon 8 Advanced | VMware Horizon 8 Advanced |
Upgrade : VMware Horizon 8 Standard to VMware Horizon 8 Enterprise | VMware Horizon 8 Enterprise | |
VMware Horizon 8 Advanced | Upgrade : VMware Horizon 8 Advanced to VMware Horizon 8 Enterprise | VMware Horizon 8 Enterprise |
VMware Horizon 8 Standard Add on | Upgrade : VMware Horizon 8 Standard Add on to VMware Horizon 8 Standard | VMware Horizon 8 Standard |
VMware View 5 Enterprise | Upgrade : VMware View 5 Enterprise to VMware Horizon 8 Standard | VMware Horizon 8 Standard |
※ ライセンスタイプの違うエディションへのアップグレードはできません(CCU⇒Named)
バージョンアップ製品
従来製品 | アップグレード後の製品 | アップグレード方法 |
---|---|---|
VMware View 5 Premier
VMware Horizon View 5 VMware Horizon 6 View Standard | VMware Horizon 8 Standard |
|
VMware Horizon 6 Advanced | VMware Horizon 8 Advanced | |
VMware Horizon 6 Enterprise | VMware Horizon 8 Enterprise | |
VMware Horizon 7 Advanced | VMware Horizon 8 Advanced | |
VMware Horizon 7 Enterprise | VMware Horizon 8 Enterprise |
ライセンスの考え方
「VMware Horizon 8」のエディション毎にライセンスタイプが異なります。各ライセンスタイプの詳細は以下の通りです。
ライセンスタイプ | 内容 | エディション |
---|---|---|
Concurrent User(CCU) ライセンス | 同時接続ユーザー単位。
システムを同時に利用するユーザ数でカウントする方式。 利用者は特定せず、全ての利用者が同時にシステムを使用しない環境に適する。 | Enterprise Edition、
Advanced Edition、 Standard Edition、 Standard Edition Add on |
Named User ライセンス | 指定ユーザー単位。
システムを利用する権限を与えられたユーザ数でカウントする方式。 システムの利用者が特定される環境に適する。 | Enterprise Edition、
Advanced Edition |
製品 / 機能
VMware Horizon 8 に含まれる製品 / 機能
Horizon(仮想PC方式)
PC環境を仮想化し、管理サーバでデータを集中管理する「仮想PC方式」によるシンクライアントソリューションを提供します。
集中管理による運用負荷軽減とクライアントのセキュリティ/利便性の向上を実現します。
Virtualization Pack for the Skype for Business
Skype for Business利用時の音声/ビデオ通信をHorizon Client側で行う事により、データセンターのネットワーク負荷を軽減します。
Microsoft Teams Optimization
Microsoft Teams利用時の音声/ビデオ通信をHorizon Client側で行う事により、データセンターのネットワーク負荷を軽減します。
vRealize Orchestrator Plugin for Horizon
Horizon運用作業向けのワークフロー定義が使用可能となります。
アプリケーションプールやデスクトッププールへのユーザの追加・削除、仮想デスクトップの再構成、プール設定の変更などが出来ます。本プラグインはvRealize Orchestratorにインストールして使用します。
Dynamic Environment Manager
ユーザの作業環境情報を管理します。
システムから環境設定情報、アプリケーション設定/デスクトップ設定情報を分離して中央ファイルサーバで管理することにより、管理者からの設定情報の配布や、作業するデバイスや場所を問わず一貫した作業環境の提供を実現します。
Workspace ONE Access
ユーザーとアプリケーションの紐づけの基盤となります。
ユーザーが利用する PC やモバイルデバイスなど、任意のクライアントからの一元的なアプリケーションへのアクセスを実現するためにWorkspace ONE Access は Web ブラウザベースのポータル画面(Web ポータル)を提供し、シングルサインオンでのアプリケーションの利用を実現します。
ThinApp
アプリケーションをOSから分離し、仮想化する機能です。OSにインストールすることなくアプリケーションを利用可能とします。VMware ThinAppで仮想化したアプリケーションは、複数バージョンを共存可能にし、PCのレジストリやシステムを変更しません。
App Volumes
リアルタイムでのアプリケーション配布と、アプリケーションのライフサイクル管理機能を提供する製品です。アプリケーションをOSと別に管理し、エンドユーザとデスクトップに瞬時に配布することで、多数のアプリケーションのプロビジョニングを迅速に行うことができます。
RDSH (SBC方式)
サーバのデスクトップ画面やサーバ上で実行されるアプリケーションをリモートで利用する「SBC方式」によるデスクトップ仮想化、及びアプリケーション仮想化環境を提供します。
Instant Clone
稼働中のマスター仮想マシンのメモリ状態を利用して、起動済み仮想マシンの クローニングを行うことにより、迅速にVDI 環境を展開することが可能になりました。
vSphere Desktop
vSphere Desktop Edition は vSphere のエディションの1つで、VDI 環境向けの vSphere ライセンスとして設計されており、vSphere Enterprise Plus Edition のすべての機能を提供します。
vCenter Server
仮想インフラの統合管理サーバ
vSphereを用いた仮想インフラを統合管理し、より効率的な仮想マシンのリソース監視、タスクやログの管理を行います。
Horizon 8 の機能についてより詳しく知りたい方は
ソフトウェアガイド VMware Horizon 8 をご覧ください。
PRIMERGYに関する資料請求・お見積もり・ご相談
この製品に関するお問い合わせは、富士通株式会社のフォームを使用し、2024年4月1日よりエフサステクノロジーズ株式会社が対応いたします。
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