PRIMEQUEST 500Aシリーズ Windows Server 2003 SP2適用時の現在までの留意事項
[ 2011年8月23日更新 ]
PRIMEQUESTシリーズのサーバ本体およびサーバ添付ソフトウェアの留意事項です。
対象機器 |
留意事項 |
OS Edition |
最終更新日 |
PRIMEQUEST 500Aシリーズ / 500シリーズ / 400シリーズ
(サーバ本体) |
2TBを超える容量のディスクにページングファイルの設定が行われた環境において、メモリダンプファイルの採取を行うと、ページングファイル出力先のディスク上のパーティションが破壊されます。
メモリダンプファイル採取に使用するドライバ(Diskdump.sys)の不具合により、ディスクの先頭からのオフセットが2TBを超える領域に、ページングファイルの書き込みが行われる際、正しく書き込み先のオフセットを計算できず、誤った領域にページングファイルの書き込みが行われるため発生します。
本現象を回避する修正プログラムは公開されていません。
2TBを超える容量を持つディスクに対し、ページングファイルを出力する設定を行わないでください。 |
Enterprise Edition / Datacenter Edition |
2011年8月23日 |
PRIMEQUEST 500Aシリーズ / 500シリーズ / 400シリーズ
Fibre Channel card
[MC-08FC11 / MC-08FC31 / MC-08FC41 / MC-08FC51 / MC-08FC61 / MC-08FC71 / MC-08FC81 / MC-08FC91] |
該当のFibre Channelカードをご利用になるためには、Windows Server 2003 SP2適用環境にマイクロソフトWindows修正モジュール(QFE) KB945119を適用し、Fibre Channelカードドライバ、およびファームウェア、EFIドライバを適切な版数組合せに更新してください。
搭載しているFibre Channelカード型番によりFibre Channelカード ドライバとファームウェアおよびEFIドライバの適用版数が異なります。適用版数の組合せは「PRIMEQUEST用ファイバチャネルカード ドライバに対応するファームウェア/EFIドライバ適用について(1.790KB)」を参照してください。
適用手順は次のとおりです。
1. Windows Server 2003 SP2を適用して再起動する
2. Windows上でQFEを適用して再起動する
3. Windows上でFibre Channelカード ドライバを適用して再起動する
4. 再起動の途中でEFI Shellに入る
5. ファームウェアを適用する
6. EFIドライバを適用する
7. PRIMEQUESTの該当パーティションをPowerOffしてからPowerOnし、Windowsを起動する
Windows Server 2003 SP2およびQFEの適用手順は、Windows Server 2003 SP2およびQFEに付属のReadmeなどを参照してください。
Fibre Channelカード ドライバの適用手順は、Fibre Channelカード ドライバに付属のマニュアルを参照してください。
Fibre Channelカード ファームウェアおよびEFIドライバの適用手順は、「PRIMEQUEST用ファイバチャネルカード ドライバに対応するファームウェア/EFIドライバ適用について(1.790KB)」を参照してください。
Fibre Channelカード ドライバとQFEは「ダウンロード」ページより入手できます。 |
Enterprise Edition /
Datacenter Edition |
2009年11月13日 |
PCI Express SASカード
[MC-08SS21]
増設ファイルユニット(SAS)
[MC-03F121 / MC-03F131]
PCI Express Fibre Channelカード
[MC-08FC51 / MC-08FC61 / MC-08FC81 / MC-08FC91] |
該当の増設ファイルユニットにWindows Server 2003をインストールしてご利用になる場合、2.10a7版以降のPCI Express Fibre Channelカード ドライバが適用されていることを確認してください。ドライバは「ダウンロード」より入手できます。
搭載している全てのFibre Channelカードのドライバは同じ版数のFibre Channelカード ドライバを適用してください。また、搭載しているFibre Channelカード型番によりEFIドライバおよびFibre Channelカードファームウェアの適用版数が異なります。適用版数の組合せは「PRIMEQUEST用ファイバチャネルカード ドライバに対応するファームウェア/EFIドライバ適用について(1.790KB)」を参照してください。 |
Enterprise Edition / Datacenter Edition |
2009年6月3日 |
SASカード
[MC-08SS11 / MC-08SS21] |
該当のSASカードをWindows Server 2003環境でご利用になる場合には、 1.27.03.00版以降のドライバが適用されていることを確認してください。ドライバは「ダウンロード」ページより入手できます。オンボードSASコントローラーが搭載されている場合には、オンボードSASコントローラーにも1.27.03.00版以降のSASカードと同じ版数のドライバを適用してください。 |
Enterprise Edition / Datacenter Edition |
2008年12月2日 |
PRIMEQUEST 500Aシリーズ / 500シリーズ / 400シリーズ
(サーバ本体) |
SP2を適用すると,Windowsファイアーウォールの設定が変更される場合があります。
[スタート]-[コントロールパネル]-[Windows ファイアーウォール]の [詳細設定]タブで「ネットワーク接続の設定」が正しく構成されていることを確認してください。 |
Enterprise Edition /
Datacenter Edition |
2008年7月15日 |
PRIMEQUEST 500Aシリーズ / 500シリーズ / 400シリーズ
Dual Channel Ultra320 SCSI card
[MC-08SC21 / MC-08SC11] |
該当のSCSIカードを使用すると、シャットダウン処理の完了に通常よりも時間がかかることがあります。
またはStopエラーによるブルースクリーン表示になることがあります。
該当のSCSIカードが搭載されているかどうかは、「SCSIカードの実装確認方法」を参照してご確認ください。なお、Windows Server 2003 SP2環境でご利用になるためには最新のドライバを適用する必要があります。
該当のSCSIカードをPRIMEQUEST 580 / 540および480 / 440で使う場合には、最新のドライバを同じパーティションのオンボードSCSIにも適用してください。なおドライバの適用にはひとつずつすべてのSCSIポートに対して適用してください。
適用方法は最新ドライバに同梱されている『PRIMEQUEST SCSI card Users Guide』を参照してください。ドライバ(ドライバ版数:V1.25.05.00以降)は「ダウンロード」ページより入手できます。 |
Enterprise Edition /
Datacenter Edition |
2008年7月15日 |
サーバ添付ソフトウェアの留意事項
対象ソフトウェア |
版数 |
留意事項 |
最終更新日 |
SystemcastWizard Lite |
V1.1
V1.1A
V1.2
V1.2A
V1.2B
V1.3
V1.4
V1.5
V1.6
V1.6A
V1.7
V1.8
V1.8A
V1.9
V2.0
V2.0A |
PXEサービス / TFTPサービス / 環境設定ツールに脆弱性があります。
- 脆弱性の説明
該当ソフトウェアのPXEサービスおよび環境設定ツールにバッファオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。また、該当ソフトウェアのTFTPサービスにディレクトリ・トラバーサルが発生する脆弱性が存在します。
- 脆弱性のもたらす脅威
該当ソフトウェアでは、デプロイメントサーバ上で任意のコードを実行されたり、PXEサービスをクラッシュさせたりする可能性があります。また、デプロイメントサーバ上で許可されていないユーザーがファイルを参照できる可能性があります。
- 対策Patch
「ダウンロード」ページより入手できます。
[謝辞]
この脆弱性情報は、下記の方から弊社にご連絡をいただきました。
報告者:Wintercore社 リバースエンジニアリング研究所 Ruben Santamarta 氏 |
2009年2月3日 |