「nerv DRIVING SKILL CHECKER」
Red Dot Award: Design Conceptを
富士通として初受賞

掲載日 2020年10月22日



“力み”を可視化する安全運転ソリューション

Red Dot Awardはドイツの国際的なデザイン賞で世界的にも権威ある賞です。1955年に創設され、iFデザイン賞などと並び60年以上もの歴史があります。

このたびデザインセンター小池が手掛けた「nerv DRIVING SKILL CHECKER」(以下「nerv」:注)がRed Dot Awardのデザインコンセプト部門で受賞しました。この部門は2005年に創設された比較的新しいカテゴリーで、イノベーティブなコンセプトやビジョンが対象です。歴史のあるプロダクト部門では受賞経験がありますが、コンセプト部門においては富士通初の受賞となります。


  • (注)nerv:ナーヴ
    筋変位を読み取ることがコンセプトのウェアラブルデバイス。nerve(神経)から由来しネーミング。

この「nerv」は、Red Dot Design Museum Singaporeの2020年度受賞展へ出展され、その後はパーマネントコレクションとして収蔵されます。

  • Red Dot Design Museum Singapore


シニア世代を運転事故から守りたい

「nerv」はH2L株式会社のBodySharing®技術を応用したウェアラブルデバイスを用いて、ドライバーの筋運動を可視化し、安全運転をサポートするソリューションです。近年、シニアの自動車運転事故は社会課題の一つに挙げられています。そのことから、運転能力の低下に無自覚になりがちなシニアドライバーをメインターゲットとしています。



日本最大の5Gの展示会において、デモンストレーション

2020年1月にDOCOMO Open House 2020 において、「nerv」の体験デモンストレーションを行いました。被験者にはウェアラブルデバイスを装着した状態で疑似的な運転していただき、筋運動をリアルタイムにグラフ化させました。

  • デモ展示。腕にデバイスを装着し、筋変位をグラフとしてリ
    ア ルタイム表示を行い、腕の力みと運転の関係性を見える化
  • 筋変位をリアルタイムに示したグラフ

今後の取り組みとしては、シニアの方を交えた実証実験を行いたいと考えています。加えて、遠隔地からのサポートなど、新たなICT融合の可能性を見出していきたいと考えています。

デザインセンター 小池 峻
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