富士通株式会社(以下、富士通)が経営方針として掲げるDX企業への変革。その変革において不可欠なデザイン思考は、固定概念や従来の商習慣に捉われず、イノベーションを起こすためのマインドセットであり、また、社員一人一人の想像力を引き出す手法となるものです。デザインセンターには、デザイン思考を実践することが求められ、さらに、富士通全社員に浸透させる役割も期待されています。
デザインセンターに所属するデザイナーの加藤沙織氏は、2006年に富士通に入社、以来、ユーザーインターフェイス(UI)/ユーザーエクスペリエンス(UX)の設計に携わっています。今回、具体的な仕事内容やデザイナーが果たす役割、さらには社員から見た富士通で働くことの魅力について伺いました。
- (注)本稿は前編になります。後編はこちら >
前編のポイント
- デザイナーとして、病院や自治体などで使われるシステムのUI/UXデザインを担当。
- デザイナーの業務にはユーザー視点が重要である。
- デザイナーが製品開発の早い段階から携わることで、提案できる選択肢が広がる。