いつもアシスト ふくまろ

掲載日 2018年7月20日



パソコンが家族になる未来を目指して

「いつもアシスト ふくまろ」は、暮らしを楽しくサポートしてくれる音声アシスタントのアプリケーションです。FMVの中に住んでいるキャラクター「ふくまろ」に話しかけるだけで、天気やWebの検索、コンテンツの再生、家電の操作を行えます。スマートフォンを使えば、外出先からもふくまろに家の様子の確認や、家電の操作をお願いできます。

パソコンにはもっとできることがあるはず

デジタルデバイスの主役がパソコンからスマートフォンに代わり、家でパソコンを使う機会が少なくなりました。パソコンメーカーとして、パソコンの持つ高い機能や処理能力が、家の中で眠っていることを課題に感じ、パソコンをもっと使ってもらうには?という思いから「いつもアシスト ふくまろ」が生まれました。

新しい家族としてデザインされたキャラクター

ふくまろは、家族みんなに愛され、一緒に楽しく生活するためのキャラクターとしてデザインしました。ふくろうはパソコンの知性、だるまは家にある縁起のよいものを表現しています。キャラクターを決めるプロセスから、性格付けのディティールまで、デザイナーが中心となって、プロジェクトメンバーを巻き込みながら制作を進めていきました。50以上のキャラクター案を元に、社内でのワークショップ・Web調査・インタビューによる評価を重ね、何度もブラッシュアップを行いました。
こうして完成したふくまろは、かわいらしい見た目から、新しい技術に興味がないユーザーにも音声アシスタントを使っていただくきっかけになっています。

ふくまろの魅力をつめこんだUI

アプリのUI(ユーザーインターフェース)やチュートリアルムービーには、ふくまろのアニメーションを使った楽しい演出を盛り込みました。難しい設定も、ふくまろと話しながら楽しく進められるようにデザインしています。
また、ふくまろとの会話も、キャラクター性と使いやすさの両方を損なわないよう、言葉のインターフェース(VUI)を考慮して設計しました。できるだけ短い言葉で伝えるようにしたり、「~まろ」という語尾の出し方を工夫したりすることで、UIではカバーしきれない技術的なハードルをふくまろのキャラクター性でフォローしています。

パソコンが家族になる未来を目指して

2017年の終わりに誕生したふくまろは、パソコンが家族になるという未来を目指して、日々成長しています。人間と機械が当たり前のように会話をし始めた今だからこそ、パソコンと人間の関係や、家族の価値をより深く考えながら、開発を続けていきます。

サービス&プラットフォーム・デザイングループ揖 隆弘
 前島 朱里

(注)部署名・肩書は取材当時のものになります。

(左から)揖 隆弘、前島 朱里
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