キッズケータイ F-03J

掲載日 2017年7月28日



子供たちに、ずっと安心して使ってもらえる端末を

「子供たちの成長や日常に寄り添う」ことが、デザインで強く意識したポイントです。一般的に「子供らしい」というと、カワイイやカッコイイなど、外観が重視される傾向にあります。しかし、それだけでは見守り端末として「あんしん」をお届けする為の本質的な価値には辿り着きません。そこで今回は、色やカタチからではなく、子供たちの日常生活や使い方、成長といった観点からデザインアプローチを行っています。

「子供たちが日々使う道具からヒントを得る」

実際に子供たちが数年使用している携帯電話は、「壊れている?」と不安になるほど塗装がはがれ、傷だらけになります。「ずっと安心して使ってもらえる端末」を実現するためヒントを得たのが、ランドセル、ピアニカ、リコーダーなど、子供たちが日常的に使う「道具」です。これらの道具には小学校6年間の長期使用を考慮した、耐久性や安全性に対する工夫が施されています。同じ様に、ずっとキレイなまま使える価値や世界観を追求して、「あんしんの優しいカタチ」と「剥げにくい表面仕上げ」に辿り着きました。

「成長の速い子供の手に馴染む丸み」

端末に触れたとき、見たときに「あんしん」を感じてもらえるようなデザインにしたいという想いから、直線の一切無い「オールラウンドフォルム」を採用しました。実際に子供に作ってもらった粘土のカタチや、川を流れてきた石ころのカタチを参考にし、成長の速い子供たちの手にずっと自然に収まる丸みを実現しています。

キッズケータイという子供らしいパッケージの中に、子供たちを取り巻く環境や、日常から着想した様々なアイデアを施しました。アクティブな日常を過ごす子供たちに対し、それを見守る親が持つ「不安」を少しでも払拭したいという想いがこのデザインには込められています。

サービス&プラットフォーム・デザイングループ森口 健二

(注)部署名・肩書は取材当時のものになります。

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