FUJITSU Digital
Transformation Center
OSAKA

掲載日 2018年2月9日



本音で想いを語り合い、共感が生まれる場

FUJITSU Digital Transformation Centerは、2020年9月30日をもちまして閉館いたしました。

「富士通デジタル・トランスフォーメーション・センター(DTC)」とは、お客様と新たな価値を見出す共創ワークショップ空間です。2016年5月の東京・浜松町に続き、2017年8月に全国で2拠点目となるDTCが大阪・中之島にオープンしました。

デザインセンターはDTC大阪の立ち上げメンバーの一員として主に、運用設計やデザインディレクションを担当しました。浜松町のDTC立ちあげで得た知見を基に、実際にこの場でお客様をお迎えする各業種の営業や運営メンバーを集め、「どのようなお客様に、ここで何を体験してもらいたいか」「大阪ならではの機能はないか」などを一緒に考え、各自が持つ考えや想いを議論しました。浜松町がオープンして半年後のことです。

西日本地域のDigital Co-creationを加速してお客様のデジタル革新に貢献するために、DTC大阪はどうあるべきなのか議論しながら、具体的な設計やデザインに落とし込んでいきました。運営メンバーや設計・施工会社と検討を積み重ねながら、具体的にはテーブルの大きさや形状など物理的な距離感や、心理的によりリラックスして対話ができるようなデザイン要素を検討しました。また、対話のきっかけとなるよう空間に遊び的な要素をいくつも取り入れました。

Studio A(リラックスできる快適な空間でアイデアの発散と収束を繰り返し行うことが可能)
Studio B(インスピレーションカードを使ってアイデア創出をサポート)
リフレッシュコーナー
施設の細部(そこかしこに遊びごころが・・・)

今回、まだ場所もオープンの日程も決まっていない初期の段階からデザイナーとしてこのプロジェクトに関わることができました。何もない白紙の状態から関係者の想いをジャーニーマップとして可視化・共有することから始まり、要件の設定、受付作業等の運営と連携したスペースのシミュレーションなどを関係者で議論を繰り返し、作り上げていきました。その中で私たちデザイナーは「そこで行うこと」を「場」につなげる橋渡し的な役割が果たせたと考えています。

近年、富士通ではDTC以外にもHAB-YU platform(六本木)やFUJITSU Knowledge Integration Base PLY(蒲田)など、お客様とともに新たなビジネスやサービスの創出を実践する場を開設しており、デザインセンターはそれぞれのプロジェクトの立ち上げに関わってきました。施設構築だけでなく、実際その場で行われるワークショップのプログラム設計や、HAB-YU platformの運営に携わることから得た様々な経験を活かし、場を使う側、運営する側、メンテナンスする側、様々な視点からデザインできるよう取り組んでいます。

ブランド・デザイン戦略統括部堀江 武史
サービス&プラットフォーム・デザイングループ高崎 徹
デザイン・ビジネス推進室湯浅 恵美

(注)部署名・肩書は取材当時のものになります。

(左から)高崎 徹、湯浅 恵美、堀江 武史
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