正確かつ最新の薬剤情報を医療現場に届けることは、医療の安全にとって大変重要です。しかし規制強化やコロナ禍により医療機関と製薬企業の接点は減少しており、医療従事者は以前より情報を入手しにくくなっています。
富士通は2021年12月に、富士通電子カルテシステム上で薬剤情報を提供するサービスを開始しました。医師をはじめ全職種の方が簡単な操作で利用でき、散在する薬剤情報を電子カルテからすぐに参照できます。特に小児科では、脳神経や皮膚、耳鼻咽喉など診療領域が多岐にわたり多様な薬剤を使用することに加え、年齢別や体重別に投与量が異なるため正確な薬剤の情報は非常に重要であり、当サービスを有益にご利用いただいています。
このサービスが「質の高い医療サービスと子どもの安全に貢献する」と評価され、2022年度(第16回)キッズデザイン賞を受賞しました。当サービスの企画、開発に携わった3人に話を聞きました。
インタビュイープロフィール
富士通株式会社 Digital Solution事業本部ラボラトリーイノベーション事業部- 井上 拓也(マネージャー)
赤田 啓伍
佐仲 杏美