ライフサイクル重視型 (Enterprise Edition / Professional Edition)
機能と構成
ライフサイクル重視型(Enterprise Edition / Professional Edition)は、3つの機能で構成されます。
設計支援機能(INTARFRM Design Facility)
設計情報(項目設計、DB設計、コード設計、入出力設計等)を管理するリポジトリと設計支援ツールです。
機能名 | ライセンス利用者 | |
---|---|---|
設計情報の管理 | ・設計情報の一元管理により、項目名称などの整合性管理や標準化を
容易にします。仕様変更の際には影響検索を利用することで、正確に 修正範囲を抽出できます。 ・他のツールで設計した前工程の情報を取り込み、継承することができ ます。 ・プロジェクト終了後に、設計情報全体を次期開発や別のプロジェクトで 再利用できます。 | |
ドキュメント生成 | ・リポジトリに登録した設計情報をExcel形式で出力することができます。
・Excelへの出力形式(フォーマット)のカスタマイズも可能です。 | |
ソースコード生成 | ・プロジェクトで選択したターゲット言語のソースコードを自動生成します。
・同じ設計情報から、異なる言語のソースコードを自動生成することが できます。 |
開発支援機能(INTARFRM Development Facility)
WebアプリケーションまたはWindowsアプリケーションでシステムを開発するための支援機能一式です。共通部品(フレームワーク機能)、開発マニュアル、サンプルシステムを提供します。
実行機能(INTARFRM Runtime)
ライフサイクル重視型 (Enterprise Edition / Professional Edition)で構築したシステムの実行機能です。
▼開発支援機能と実行機能の概要は下表のとおりです。
ライフサイクル重視型
Enterprise Edition | システム形態 | 開発言語 | 環境 |
---|---|---|---|
リッチインターネット
アプリケーション | Java | Java Ajax | |
分散コンポーネント | Java | Java Servlet、EJB
ローカル(JavaVM内) |
ライフサイクル重視型
Professional Edition | システム形態 | 開発言語 | 環境 |
---|---|---|---|
Webアプリケーション | Java | Java Servlet | |
Visual C# | .NET Framework | ||
スマートクライアント | Visual C# | .NET Framework |
開発手順
開発手順の概要を紹介します。
◆Enterprise Edition
設計プロセス
設計者は従来のように、設計書で設計します。
開発プロセス
フロントエンド(画面)については、開発者は画面と各種定義、画面ロジックを統合開発環境で開発します。なお、制御ロジックは、フレームワークで提供しているため、開発不要です。
バックエンド(業務ロジック)については、開発者は各種定義、業務ロジックを統合開発環境で開発します。
運用プロセス
INTARFRMの実行機能上に開発したアプリケーションを配備し、運用します。
◆Professional Edition
設計プロセス
設計者は、設計支援機能で提供するリポジトリへ設計情報を登録します。登録方法にはGUIからの直接登録と、外部の設計書や他社CASEツールの情報を取込む2種類を用意しています。
リポジトリの活用により、項目の重複登録や不整合、設計情報変更時の修正漏れを防止できます。
開発プロセス
プロジェクトがターゲットとする開発言語のソースコードをリポジトリから自動生成します。
自動生成されたソースコードに、業務ロジックを記述します。
運用プロセス
INTARFRMの実行機能上に開発したアプリケーションを配備し、運用します。
アプリ形態
アーキテクチャ、開発言語の組合せによるアプリ形態を紹介します。
JavaによるWebシステム
JavaによるWebアプリケーションを開発します。
アプリケーション形態は、フロントエンド/バックエンド一体型(Webアプリケーション)、フロントエンド/バックエンド分離型(Applet)、フロントエンド/バックエンド分離型(Webアプリケーション)から選択できます。
.NET FrameworkによるWebシステム
Visual C#によるWebアプリケーションを開発します。
.NET Frameworkによるスマートクライアントシステム
Visual C#によるスマートクライアントシステムを開発します。
動作環境
ライフサイクル重視型の各製品コンポーネントの動作環境は、下記ファイルを参照ください。
INTARFRM 動作環境 | ダウンロード |