【連絡】富士通製以外の機種では、標準設定のまま修復モードにするとOSが通常起動しなくなるものがある
(2019年5月13日発行)
(2023年5月9日更新)
事象
富士通製以外の機種にクライアント機能をインストールし、標準設定(A方式)のままで修復モードにするか、もしくはB方式に変更して修復モードにすると、OSが起動しない、あるいは瞬間復元できないといった問題が出ることがあります。
発生条件
UEFIを有効にしている場合に発生します。
※BIOS互換もしくはレガシーBIOSの設定にしている場合は該当しません。
【事象発生を確認した機種のメーカー】
次の各社の機器にて事象の発生を確認しています。
- HP
- Microsoft
- dynabook
- Panasonic
- EPSON
- VAIO
- INTEL
- マウスコンピュータ
※当状況はBIOSアップデートやWindowsUpdateによるファームウェアのアップデートにより変更されることがあります。
【対象製品】
- 瞬快Ver.13系
- 瞬快Ver.12系
- 瞬快Ver.11.5系
対処方法
PCのBIOS設定においてセキュアブートを無効化することで当事象を回避できることを確認していますが、セキュアブートを無効化できない場合もしくは無効化しても効果がない場合は、Ver.11.5h以降の製品をインストールし、機能制限方式を選択の上で修復モードに変更してください。
なお、Ver.11.5g以前の製品をインストールして版数アップした場合は同問題が発生しますので、必ず新規インストールとしてください。
留意事項
セキュアブートの無効化については、お客様の責任において実施してください。
修復モードへの変更に際して機能制限方式を選択した場合は次の制限が発生しますので留意願います。
- 復元タイプをパーティションタイプにすることができません。
- 復元モードを更新モードに変更することができません。
- マルチブート機能を使用できません。
- 修復モード時、OS起動前のPageUp押下による「簡易環境設定画面」を出せません。
OS起動しなくなったPCのリカバリ
当問題によりOS起動しなくなったPCは、殆どの場合、次の手順にて復旧可能です。
- Windowsインストール用メディアにて起動します。
- 言語等を選択して[次へ]進めます。
- [コンピュータを修復する]を選択します。
- オプションの選択にて[トラブルシューティング]を選択します。
- 続けて[コマンドプロンプト]を選択します。
- 次のコマンドを実行します。
bootrec /Rebuildbcd - コマンドプロンプトを終了します。
- [続行]を選択し、OSを起動させます。
- クライアント機能をアンインストールします。