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小惑星探査機「はやぶさ」

小惑星探査機「はやぶさ」

2003年5月9日、内之浦宇宙空間観測所注1から、太陽系の資源利用や天体との往復飛行に必要な技術、小惑星に着陸し、サンプルを採取して地球に持ち帰る「サンプルリターン」の技術開発・実証を目指し、小惑星探査機「はやぶさ」注2が打ち上げられました。打上後、約20億kmを旅し、2005年9月に小惑星「イトカワ」に到着し、2005年11月にはイトカワへの着陸に成功しました。2010年6月13日に、地球とイトカワとの往路も合わせて、約60億km、7年間の旅路の末、「はやぶさ」は地球に帰還しました。

富士通は、「1.軌道決定システム」、「2.衛星状態のリアルタイムモニタ・異常診断システム」、衛星との通信のための「3.地上データ伝送システム」の開発・運用を通し、世界で初めてとなる小惑星「イトカワ」へのサンプルリターンミッションに参画し、この成功に貢献しました。

1.「軌道決定システム」は、探査機がどこを飛んでいるのか、その位置と速度を推定するための地上データ処理システムであり、この結果に基づいて探査機の飛行計画が決定されます。「はやぶさ」の打上げから地球帰還までの7年間に亘り軌道決定システムを確実に運用し、大気圏再突入に向けた最終難関である精密軌道決定運用も確実に行い、オーストラリア・ウーメラ砂漠への精密誘導に大きく貢献しました。

2.「衛星状態のリアルタイムモニタ・異常診断システム」は、衛星に搭載された各種機器の状態をリアルタイムに伝える機能、自動的に異常診断を行い運用者に通知する機能を有しています。「はやぶさ」ミッションでは、搭載機器の様々な状態や検知した異常を的確に地上の運用チームに伝えるとともに、イオンエンジン運転下における電力余裕の監視など、衛星運用においてクリティカルな状態監視を行なう役目を担 っていました。

3.「地上データ伝送システム」は、神奈川県相模原にある宇宙科学研究所の衛星管制センターと探査機との通信を行うための地上局との間を結ぶ地上データ伝送システムです。「はやぶさ」の運用だけでなく、宇宙科学研究所の衛星運用を支えています。

富士通は、先端宇宙科学ミッションの成功に向け、高信頼・高性能の地上システムなどの構築を通して、宇宙開発事業に貢献して参ります。

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小惑星探査機「はやぶさ」

注釈

注1 内之浦宇宙空間観測所:
内之浦宇宙空間観測所は、1962(昭和37)年に、東京大学生産技術研究所の付属施設として、鹿児島県内之浦町(現・肝付町)に設置されました。その後東京大学宇宙航空研究所の設立により1964年その付属施設に、1981年には文部省宇宙科学研究所付属の独立研究施設・鹿児島宇宙空間観測所になり、宇宙航空研究開発機構への統合に伴い、内之浦宇宙空間観測所となりました。内之浦宇宙空間観測所では、科学観測ロケットおよび科学衛星の打ち上げならびにそれらの追跡やデータ取得などの業務を行っています。

注2 小惑星探査機「はやぶさ」:
「はやぶさ」は、2003年5月9日に宇宙科学研究所(2003年10月に航空宇宙技術研究所と宇宙開発事業団とともに統合し、宇宙航空研究開発機構を発足)から打ち上げられた小惑星探査機です。

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