コクヨ株式会社 様 導入事例

オフィス空間設計を通じて先進的なワークスタイル変革を提案し続けるコクヨ様、富士通の仮想デスクトップサービスV-DaaSを採用

コクヨ株式会社様 外観写真

コクヨ株式会社様では、外出先や自宅でもオフィスと同じような感覚でPCを利用できる仮想デスクトップ環境の展開を視野に入れ、東京の霞が関オフィスでトライアルを実施。そのソリューションとして「FUJITSU Managed Infrastructure Service 仮想デスクトップサービス V-DaaS(以下、V-DaaS:注1)」を選択しました。理由として、サービスの運用信頼性、富士通ならではの「サポート力」をあげています。利用者からの評価も高く、トライアルを延長して現在も「V-DaaS」を利用。ワークスタイルの改革に向けて、貴重なノウハウやデータを蓄積しています。

業種 文具、オフィス家具製造販売業
導入システム フルシンクライアント環境構築
導入の目的 外出先や自宅でオフィス同様のデスクトップ環境を実現
採用のポイント サービスの運用信頼性、安心のサポート力
課題
効果
課題オフィスにとらわれない働き方の実践
効果仮想デスクトップ基盤を導入し、社外や自宅からでもオフィス内と同等に業務できる環境の実現
課題一人一台PCから共有PCへ
効果オフィス内のPCを一人一台から複数メンバーでの共有スタイルへ
課題仮想デスクトップ基盤の運用安定化と信頼性向上
効果24時間365日、安定的に環境を提供し障害発生時にも迅速に対応できる体制

導入の背景

ワークライフバランスを考えた新しい働き方を追求

コクヨ株式会社(以下、コクヨ)は、1905年の創業以来、「商品を通じて世の中の役に立つ」を企業理念に掲げ、働く人・学ぶ人の知的活動を豊かにする商品・サービスを提供し続けています。現在では、文具・事務用品を製造・販売するステーショナリー関連事業、オフィス家具・公共家具の製造販売やオフィス空間構築などを行うファニチャー関連事業、オフィス用品の通販とインテリア・生活雑貨の販売を行う通販・小売関連事業の3つの事業を展開。国内だけでなく、アジア各国においてもビジネスを推し進めています。

また、働き方やオフィスの新しいスタイルに自らチャレンジし、それを広く発信し続けていることも同社の大きな特徴です。1969年、社員が実際に働く姿を見学できる「ライブオフィス」を日本で初めて実現。以来、時代に先駆けるように新しい働き方を創造・発信し、大規模な無線LANやクラウド利用などICTを活用したオフィス環境の構築にも積極的に取り組んでいます。

「今回の仮想デスクトップサービスのトライアルを目的とした利用も、このような当社の姿勢から生まれてきた新しいチャレンジなのです」

このように話すのは、同社の経営管理本部 情報システム部 ワークスタイルソリューショングループの白須恵子氏。そのグループの名称でもわかるように、白須氏は、PCやスマートデバイスの管理などに加えて、それらを活用した同社における新しいワークスタイルの企画にも関わっています。白須氏は、次のように言葉を続けます。

「私たちが今回の利用で目標としているのは、外出先や自宅でも、オフィスと同じような感覚でPCなどの端末を利用できる環境を実現すること。それによってワークライフバランスを考えた新しい働き方の実現を目指しています」(白須氏)

コクヨ株式会社 白須 恵子 氏の写真 白須 恵子 氏
コクヨ株式会社
経営管理本部 情報システム部ワークスタイルソリューショングループ

導入の経緯

運用信頼性、サポート力を評価して「V-DaaS」を選択

同社の新しい働き方を目指したトライアルの場となったのは、ファニチャー事業本部の営業部門などの拠点となっている東京の霞が関オフィスです。この拠点では、営業部門などのフロアで固定した自席をもたないフリーアドレスを導入しており、営業担当者はオフィス内では各自のノートPCを使用。社外では、自分専用のタブレット端末を使用します。

社外で使うタブレット端末については、オンプレミスによる仮想デスクトップ基盤を利用していました。しかし、タブレット端末の利用を前提としたシステムのため、これからの働き方に適した環境、例えば自宅からの私物PC(BYOD)利用やオフィス内での一人一台PCから共有PCによる複数メンバーでの共同利用スタイルを見据えると、利用環境や運用管理で課題が生じることが予想されました。また、営業担当者からも「外出先でもっと効率的に仕事をしたい」「直行・直帰ができるような環境がほしい」といった声があがっていたそうです。

そこで同社では、外出先や自宅でもオフィス内と同等の環境でPCが利用できる仮想デスクトップ基盤の導入に向けて、2015年秋、トライアル利用の検討に着手。複数社からソリューションの提案を受けて検討を重ねました。そして2016年2月、富士通の仮想デスクトップサービス「V-DaaS」の採用を決定しました。「V-DaaS」は、富士通データセンターに設置された仮想デスクトップ基盤(仮想化ソフトウェアにはVMware Horizon DaaSを採用)をネットワーク経由で利用できるサービスです。

富士通の「V-DaaS」を選択した理由について、白須氏は「2つあります」と話しています。その1つは、仮想デスクトップ基盤において鍵となる、運用の信頼性と社内システムとの接続スピード。富士通では、「V-DaaS」のサービスを国内2拠点と海外1拠点のデータセンターで展開しています。同社では、基幹システムに関わるサーバを西日本の拠点である明石データセンターに設置。「V-DaaS」の仮想デスクトップ基盤と自社の基幹システムを「構内接続」で接続し、より安定的な接続を実現しています。そして、もう1つの理由として白須氏があげるのが富士通ならではの「サポート力」です。

「当社では、基幹システムをはじめ、富士通の製品とサービスを多く利用しており、これまでも富士通のサポート力を高く評価してきました。今回のトライアルは、これからの新しい働き方に適した環境の展開においてとても重要となるプロジェクト。だからこそ、信頼のおけるパートナーと一緒にチャレンジしたいと思ったのです」(白須氏)

導入の効果

業務の効率が高まり、「家族と過ごす時間が増えた」という声も

こうして同社の霞が関オフィスにおける「V-DaaS」利用がスタートしたのは2016年4月上旬。まずは5月末までの約1ヵ月半をトライアル期間として選抜メンバーが利用し、その結果を検証した上でその後の展開を判断するという計画でした。このように契約期間やライセンス数をフレキシブルに設定できることも「V-DaaS」の特徴の1つです。

トライアルにあたっては、育児や介護を対象としている在宅勤務制度を、特例で参加者に適用するなど、人事部門や経営企画部門も巻き込んで、ワークスタイルにおいても新たな環境にチャレンジしました。そのため、マニュアルの作成や説明会の実施、コンシェルジュ(オフィスに常駐する問合わせ窓口)などサポートについても充実した体制を整えました。「V-DaaS」の導入もとてもスムーズで、利用者の評価も非常に高かったそうです。約1ヵ月半に及ぶトライアルの結果を、白須氏は次のように話します。

「アンケートを実施したところ、トライアル参加者の8割から『このサービスを継続して利用したい』という回答がありました。また、『自宅で仕事ができるようになってちゃんとした時間に夕食が取れるようになった、家族と過ごす時間が増えた』『新しいワークスタイルの経験をお客様への提案にも生かしている』といった声も寄せられました」(白須氏)

「外出先での業務の効率が上がった」という声も多かったとのことで、データの比較でもトライアル参加者のオフィス滞在時間が導入後に減少したそうです。また、白須氏自身も、実証のために「V-DaaS」を利用しています。その感想を次のように話します。

「私は品川オフィスにいるのですが、たとえば霞が関オフィスに出向く場合でも、出張者用のPCを使って普段とまったく同じ感覚で仕事ができる。とても便利で業務の効率が高まります。同じく利用している私の上司は、出社前に自宅のPCでメールチェックなどを行う朝型の仕事スタイルで、『もうV-DaaSがなくては仕事にならない』と評価しています」(白須氏)

利用スタイルは各人によって多様ですが、たとえば営業担当者の場合、午前中にオフィスの共有PCでメールチェックや資料作成、外出してタブレット端末でお客様に提案、直帰して自宅の私物PCで資料のまとめ、メールの返信といったような形態が典型的なスタイルとのこと。どこにいてもオフィスと同等の環境が利用でき、端末にデータを持たないために盗難・紛失による情報漏えいの不安もありません。一方で外出先や自宅での利用は、VPN(注2)を接続する個々のインターネット回線の状態に依存するため、動画の再生が不安定、といった声も聞かれるそうです。このような課題については、富士通のサポートのもと改善を進めています。

さらに、運用管理においても期待値が高いそうです。従来のオンプレミスによる仮想デスクトップサービスでは、運用が属人化しており、障害対応もベストエフォート型でしたが、「V-DaaS」を利用することにより、24時間365日、安定して利用できる環境が提供できます。

今後の展開

多様なノウハウを蓄積し、ワークスタイルの改革を目指す

同社では、こうした利用者からの高い評価を受け、トライアル利用期間を延長して、引き続き「V-DaaS」を利用。蓄積したさまざまなデータやノウハウは、これからの同社の働き方を改革し、ICT資産の価値を高めていくための貴重なヒントになると白須氏は語ります。

「データを分析してみると、利用スタイルが実に多様であることに気づきます。社外でタブレット端末をずっと持ち歩く人もいれば、気に入った私物のPCを社内でも使う人もいる。これまで私たちはPC環境をプランニングする時、ノートPCの性能は? タブレット端末の台数は? というように画一的になりがちでした。しかし、このような発想には限界があります。ワークだけではなく、ライフ(家族、属性、価値観など)にも適した多様なニーズにフレキシブルに対応していくためには、仮想デスクトップサービスはとても重要なソリューションになると考えています」(白須氏)

将来的な展開としては、現在トライアルを行っているファニチャー事業本部における利用の拡大とともに、他の事業部門への展開、あるいはさらに踏み込んで全社的な新しいワークスタイルへのチャレンジなども考えられます。仮想デスクトップサービスの利用が社内に広がれば、いちいち会社からノートPCを持ち帰る必要もなく、子どもを抱いて歩くこともある育児中の女性社員にとっても負担軽減になるのではと、白須氏は話します。風通しのよい組織風土も同社の特徴であり、白須氏は、事業部門や人事など管理部門のメンバーと連携を図りながら、ワークスタイルの改革に向けて新たな取り組みを進めています。そして最後に、白須氏は富士通のサポートについて次のように話します。

「今回の『V-DaaS』の展開では、常に親身の対応が心強く感じました。今後も一緒にチャレンジしていくパートナーとして期待しています」(白須氏)

「V-DaaS」を利用したトライアルは、同社における新しいワークスタイルの創造ばかりでなく、そこで得た蓄積が同社ならではのサービスや提案に結実する可能性もあります。富士通は、これからも同社のチャレンジを、全力で支援していきます。

コクヨ株式会社 白須 恵子 氏の写真

担当営業から一言

この度の、コクヨ様での社内実践が、コクヨ様自身のビジネス拡大に繋げられるよう、引き続き、全面的にサポートして参ります。

導入目的「外出先や自宅でオフィス同様のデスクトップ環境を実現」を目指す為に、特に動画の品質には、妥協されることのない、徹底的な追求をされる姿に感化されました。弊社サービスマネージメント部門SEの協力のもと、仮想環境のパラメータチューニング等で、ご納得頂ける環境のご提供が出来た事、また、富士通としてもノウハウを深める事が出来たことに、大変感謝しております。

富士通株式会社 谷村 昌紀の写真 富士通株式会社
産業ビジネス本部 組立産業第二統括営業部 関西産業営業部
谷村 昌紀

コクヨ株式会社 様 概要

所在地 〒537-8686 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号
代表者 代表取締役 社長執行役員 黒田 英邦
創業年 1905年
従業員数 連結 6,668名、単体 1,987名(2015年12月末現在)
事業内容 文房具の製造・仕入・販売、オフィス家具の製造・仕入・販売、空間デザイン・コンサルテーション、小売業への店舗什器の販売など
ホームページ コクヨ株式会社様 ホームページ新しいウィンドウで表示

コクヨ株式会社様のロゴマーク

[ 2017年1月19日掲載]

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