イメージバックアップソフトウェアSystemcastWizard Professional
オンボードSATAコントローラ(Intel VROC)利用時の留意事項について
対象製品
- SystemcastWizard Professional V6.0L21以降
対象OS
- Red Hat Enterprise Linux 9
- Red Hat Enterprise Linux 8
- Red Hat Enterprise Linux 7
留意事項
オンボードSATAコントローラ(Intel VROC)で構築されたRAIDをバックアップ/リストアした場合、GRUBに設定されているUUIDが一致せず、OSが起動しない場合があります。
対処方法
リストアを行った後に以下の手順でUUIDの再設定を行ってください。
-
OSのインストールメディアを使用してレスキューモードで起動します。
-
mdadmコマンドで展開先デバイスのUUIDを確認します。
実行例# mdadm --detail --scan
ARRAY /dev/md/imsm0 metadata=imsm UUID=f02662e8:34914754:b78c2532:4ead8394
ARRAY /dev/md/Volume0_0 container=/dev/md/imsm0 member=0 UUID=d4e68c5d:955a4461:b594995b:51dc290c -
システムのルート(/)や/bootなどのパーティションをマウントします。
レスキュー起動時に「1) Continue」を選択していた場合はマウントされています。または、mountコマンドを使用して手動でマウントしてください。 -
chrootでルートパーティションを変更します。
実行例# chroot /mnt/sysroot -
/etc/default/grubファイルを変更します。
GRUB_CMDLINE_LINUX行にあるrd.md.uuidのUUIDを、2.で確認したUUIDに変更します。
変更例GRUB_CMDLINE_LINUX="crashkernel=auto resume=UUID=059e4e2f-9c37-41fe-afc6-c657987e192f rd.md.uuid=d4e68c5d:955a4461:b594995b:51dc290c rd.md.uuid=f02662e8:34914754:b78c2532:4ead8394 rhgb quiet" -
grub2-mkconfigコマンドを実行し、/boot/efi/EFI/redhat/grub.cfgを変更します。
実行例# grub2-mkconfig -o /boot/efi/EFI/redhat/grub.cfg -
システムを再起動して、OSが起動することを確認します。
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