イメージバックアップソフトウェアSystemcastWizard Professional
PRIMEQUEST 4000シリーズに関する留意事項

対象製品

• SystemcastWizard Professional V6.0L24
• SystemcastWizard Professional V6.0L23

概要

PRIMEQUEST 4000シリーズをターゲットマシンとして利用する場合、PRIMEQUEST 3000シリーズ以前とは使用方法が異なりますので、以下を参照のうえ利用してください。

対応機能

• PRIMEQUEST 4000シリーズのシステムのバックアップ／リストアが可能です。
• PRIMEQUESTのシステムの一括展開／クローニングには対応していません。

留意事項

PRIMEQUEST側の事前設定

利用するPRIMEQUEST 4000シリーズの各パーティションについて、事前にBIOSセットアップユーティリティ上で以下の設定を行ってください。

• 「Configuration」-「PCI Subsystem Configuration」-「OpROM Scan Configuration」で、PXEブートに使用するLANカードを取り付けたPCIスロットのOpRomを「Enabled」に設定してください。
  設定変更後、再起動が必要です。
• 「Configuration」-「UEFI Network Stack Configuration」で、「Network Stack」、「Ipv4 PXE Support」、「Ipv6 PXE Support」（使用する場合のみ）を「Enabled」に設定してください。
• 「Boot」-「Boot Maintenance Manager」-「Boot Options」-「Change Boot Order」で、UEFI PXEの優先順位をOSよりも上位に設定してください。

Windows PE作成用ツールキット

バックアップ／リストアを行うOSがWindows Serverの場合、Windows PE作成用ツールキットの用意が必要です。 ユーザーズガイド「1.3.4 使用するうえで必要なツール」の記述に従って、以下のツールキットを入手のうえ、Windows PEブートエージェントの作成を行ってください。

• Windows ADK for Windows 10、バージョン 2004
• Windows PE アドオン(ADK 用)、バージョン 2004

なお、バックアップ／リストアを行うOSがRed Hat Enterprise Linux、または、vSphere ESXiの場合は、製品同梱のLinuxブートエージェントを使用しますので、Windows PEブートエージェントの作成は不要です。

PRIMEQUEST パーティションの登録

PRIMEQUEST 4000シリーズには、PRIMEQUEST 3000シリーズ以前のモデルとは異なりMMB（サーバ管理専用ユニット）が搭載されていません。そのため、MMBからシステムパーティション情報を取得し、コンピュータ登録を行うことはできません。

PRIMEQUEST 4000シリーズのパーティションを登録する際は、各パーティションをPRIMERGYサーバと同様の手順で登録してください。

なお、コンピュータ設定のリモート制御方法には「Magic Packet」（LANカードがサポートする場合のみ）または「IPMI over LAN」を指定してください。

バックアップ／リストア操作

PRIMEQUEST 4000シリーズのパーティションのバックアップ／リストア操作については、ユーザーズガイドの物理マシンのバックアップ／リストアにしたがってください。

ビルトインバッチは従来と同様「@PRIMEQUESTバックアップ」「@PRIMEQUESTリストア」「@ディスク情報取得」を使用できます。