イメージバックアップソフトウェアSystemcastWizard Professional
NICのドライバ再起動によって実行中のPXEサービスが通信できない状態となる問題と対処方法
対象製品
- SystemcastWizard Professional V4.0L11以降の全VL
製品版数によって、デプロイメントサーバの対象OSが異なります。
動作環境の対象OSを参照してください。
対象OS
- Windows Server 2022
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2008
- Windows 11 (注1)
- Windows 10 (注1)
- Windows 8.1 (注1)
- Windows 8 (注1)
- Windows 7 (注1)
- Windows Vista (注1)
-
(注1)クライアントOSのため、デプロイメントサーバの動作環境として推奨しません。
利用する際、あらかじめ性能面を検証して判断してください。
現象
実行中のPXEサービスが通信できない状態となることにより、バックアップやリストアなどのリクエストがエラーとなる場合があります。
詳細
原因
デプロイメントサーバ上で動作しているPXEサービスの使用しているNICのドライバが再起動(注2)した場合、PXEサービスとNICの関連付け(バインド)が外れてしまいます。
実行中のPXEサービスは、この状態を検出することができません。
PXEサービスが関与する処理で下記の現象が発生するため、バックアップやリストアなどのリクエストがエラーとなります。
- ターゲットのPXE起動に失敗する
- ターゲットにIPアドレスが割り振られない(簡易DHCP機能を使用している場合)
-
(注2)NICの設定を変更した時などに再起動します。
対処方法
NICのドライバが再起動(注3)した場合、環境設定ツールを使用して下記サービスを再起動してください。
- Deployment Service
- PXE Services
- TFTP Service
なお、環境設定ツールは、「スタート」ボタン →「すべてのプログラム」→「SystemcastWizard Professional」→「環境設定ツール」から起動できます。
環境設定ツールの使用方法については製品に添付されているユーザーズガイドを参照してください。製品版数がV5.1L30以前の場合は、製品のメディアパックに格納されている Tips.pdf(Tips and References)を参照してください。
-
(注3)システムイベントログに記録されるイベントより、NICのドライバが再起動したか確認できる場合があります。
NICのベンダやネットワークスイッチの環境、冗長化構成などにより異なります。
記録されるイベントを例示します。
- Intel社製 NIC
種類:情報 ソース:e1qexpress イベントID:33
Network link hass been established at 1Gbps full duplex. - Broadcom社製 NIC
種類:情報 ソース:b57w2k イベントID:15
Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet #2: Driver initialized successfully.種類:情報 ソース:b57w2k イベントID:9
Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet: Network controller configured for 100Mb full-duplex link.
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