Fujitsu Software SIMPLIA TF-MDPORT 導入事例
情報系システムにおけるGSからUNIXデータ変換事例 データ変換の作業工数が約8分の1に
業種/業務
金融業/情報系システム
システム概略
GS上で作成された情報系データを情報系サーバGP7000F上に格納します。利用者はPCから汎用的なデータの集計/抽出を情報系サーバに指示し、情報系サーバは処理結果をPCに返します。
- 開発規模:30人月
- 開発言語:COBOL(サーバ), Visual Basic/ Excel/ Access(クライアント)
注意1)データ集計/抽出からInterstageを使用したオンライン照会型アプリケーション
注意2)定型集計表プログラムからクライアント側で使用するデータを作成するサーバアプリケーション
注意3)SIMPLIA TF-MDPORT(エムディーポート)標準コード対応版を使用
適用状況
GS上に配置されている情報系マスタをGP7000F上のSymfoware RDBに登録する為に適用しました。
- EBCDICコードをEUCコードへ変換
- GP7000F上のSymfoware RDBへのロード用データ(CSV形式)ファイルの作成
効果
Symfoware RDBへのロード用データを直接作成
データの種類が10数種類あり、MDPORTがなければ最低限10本のプログラムを作成しなければなりませんでしたが、MDPORTを使用することで、作成の必要がなくなり工数を削減できました。
COBOL特有のデータ形式(PACKED-DECIMAL等)をCSV形式に変換でき、プログラム作成が不要
MDPORTのレイアウト定義機能により、PACKED-DECIMAL属性等のデータがプログラムを作成することなく変換できました。
導入作業 | 適用前 | 適用後 |
---|---|---|
データのCSV形式変換 | COBOLプログラムにより変換
3日 X データ種類 = 30日 注意)レイアウト変更毎にプログラムの修正が必要 | データコピー句の指定のみ
0.5日 注意)レイアウト変更時はコピー句入替えのみ |
EBCDIC から EUC(ASCII)コード変換 | iconv実行シェル作成
0.5日 | MDPORT実行シェル作成
0.5日 |
変換不可文字 | 調査と変換テーブルへの設定
3日 | 調査と変換テーブルへの設定
3日 |
合計 | 約34日 | 約4日 |