機械的コーディングをお任せして生産性を10倍に!?
「Magic xpa」クラウド版で実現する超高速開発

本記事は広告タイアップとしてCodeZineに掲載した記事を転載したものです。

近年、デジタルトランスフォーメーションの潮流はますます強まっている。経済産業省も25年までに、複雑化・ブラックボックス化したレガシーシステムを刷新しなければデジタル競争の敗者になってしまうと提言している。だが、多くの企業ではアプリケーション開発エンジニアの不足から、システムの刷新、クラウド移行をしたくてもなかなかできない現状がある。これらの課題を解決するソリューションが、富士通株式会社とマジックソフトウェア・ジャパン株式会社の協業により実現した。それが超高速開発ツール「Magic xpa Application Platform(Magic xpa)」の実行・開発環境を、富士通のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service for OSS(*1)」上で提供する「Magic xpa on Fujitsu Cloud Service(*2)」だ。

メインのシステム開発に集中できる、超高速開発ツールMagic xpa

マジックソフトウェア・ジャパンが提供する、「Magic xpa」はWeb、モバイル、およびデスクトップのビジネスアプリケーションを簡単かつ迅速に作成できる超高速開発ツールである。ミック経済研究所の「DX実現に向けたソリューション市場動向 2019年度版 ~レガシーマイグレーション&ローコードプラットフォームの現状と方向性~」によると、実行エンジン型開発ツールの販売実績で4年連続トップシェアを獲得している。

Magic xpaの特徴の一つ目は、開発者がシステムに必要なビジネスロジックの実装に集中できることだ。アプリケーション開発の場面において欠かせないコーディング作業の中でも、機械的、低レベルの処理はMagicエンジンが行うので、コーディングが不要だ。「これは実行エンジン型の開発ツールだから実現できること」とマジックソフトウェア・ジャパン マーケティング部部長の渡辺剛氏は説明する。

マジックソフトウェア・ジャパン マーケティング部部長
渡辺剛氏

二つ目の特徴はクライアント/サーバ型アプリケーション、Webアプリケーション、RIA(Rich Internet Application)と、多様なアプリケーションの構築ができること。もちろん、WindowsやAndroid、iOSといったプラットフォームも選ぶことはない。「Magic xpaなら、マルチデバイス対応のアプリケーションの開発も1人でできるようになる」と渡辺氏は話す。アプリケーションの移行も容易に行える。

三つ目の特徴が、メタデータ指向の宣言型プログラミングを採用していること。下図を見ればわかるとおり、リポジトリの中で共通項目・共通部品、データ、プログラムを定義し、設計していく。

「リポジトリの中に設計図があると考えてもらえればよい」と渡辺氏。これにより超高速な開発が可能になる。例えば、プログラムの設計では、下図のようにプルダウンでコマンドを選択するなどして、基本的なロジック、画面フォームを定義できる。

富士通 マーケティング戦略本部 MetaArc戦略統括部 コラボレーション推進部部長 芝崎英行氏は、これを「画面上で、GUIベースでフォームを作り、データを指定し、こういう処理をしますと定義をしてあげればアプリケーションができてしまうほどの簡単さ」と表現する。

富士通 グローバルマーケティング本部 MetaArc戦略統括部 コラボレーション推進部部長
芝崎英行氏

もたらす効果はコーディングの簡略化だけではない。カスタマイズ性、メンテナンス性に優れたアプリケーションが開発できる。「例えば『この計算処理を変えたい』といった場合でも、リポジトリの設定を変えるだけ。何よりうれしいのは、その変更処理がシステム全体に及ぼす影響もわかることです。各機能の開発担当者とコミュニケーションをとったり、膨大なドキュメントを見返したりする必要もありません」(渡辺氏)

一部の変更が各リポジトリやデータベースに、自動的に継承される仕組みになっており、手作業で修正した場合の間違いを防げる。

こういった特徴が、“超高速”な開発を実現する。そんなMagic xpa最大のメリットは開発者1人当たりの生産性が5~10倍に向上することだという。人員コストが削減できるだけではない。人数が増えると、それだけコミュニケーションに費やす時間も増えるが、その工数も削減できるわけだ。

また、基本設計ができた段階からメイクができるため、プロジェクトの早い段階でプロトタイプが見せられることもメリットだ。「お客さまとのギャップ、足りないものをコミュニケーションしながら埋めていくことができる。手戻りも発生しにくくなる」(渡辺氏)

さらに、XML構造のアプリケーション・メタデータなので、コンパイルなしでMagicエンジン上で実行される。メイクと単体テストを瞬時に反復実行できるため、テスト工数も削減できる。

クラウド版でもっと加速する開発、得られるメリット

これまではオンプレミス版として提供され、メインフレームやオフコンなどのレガシーシステムを刷新する場面や、業務用パッケージを開発する際に重用されてきたMagic xpa。今年3月より、クラウド版の提供が開始されている。それが「Magic xpa on Fujitsu Cloud Service(*2)」だ。同ソリューションは富士通のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service for OSS(*1)」上で稼働。クラウドサービスなので、サーバやDB、ミドルウェアのインスタンス構築や初期環境設定、運用/監視なども不要になる。

クラウド版「Magic xpa on Fujitsu Cloud Service(*2)」のメリットは、先に紹介したMagic xpaのメリット、一般的なクラウドサービスのメリットが享受できることに加え、スパイラル開発への対応がより柔軟にできるようになることだ。

「例えば私たちのユーザーである、お客さまの業務システムを受託して開発しているSIerであれば、プロトタイプの段階からお客さまに見てもらうことが簡単にできるようになります。また業務特化型のパッケージを開発している企業であれば、デモサイトをクラウドに展開することで動くプロトタイプをお客さまに見せることができる。それをカスタマイズしていけば、本当にお客さまが求めているものを作れるようになります。

アプリケーション開発にかかるコストの削減、品質の向上も期待できます。しかもクラウドであれば、そのまま開発環境を運用環境に持っていける。つまり業務システムのクラウド移行が容易になります」(渡辺氏)

なぜ、クラウド版の提供に踏み切ったのか。それは「昨年あたりから、これまで保守的だった中堅・中小企業においても、クラウドへの不安感が払拭されつつあったため」と渡辺氏は語る。またMagic xpaのパートナー企業の中でもクラウド版の要望が高まったことも後押しとなった。

だが、マジックソフトウェア・ジャパンがクラウドビジネスを開始するには、クラウドの構築・運用をするインフラエンジニア、24時間365日の監視体制が必要になる。そんなときに、参加したのが「Fujitsu Tech Talk」だったという。

「Fujitsu Tech Talk」に参加したから実現したサービス

「Fujitsu Tech Talk」は2017年5月に設立された、クラウドやAIなどのテクノロジーやビジネス活用について議論する開発者コミュニティ。富士通の技術者がクラウドやAIの最新情報を提供するだけではなく、参加してくれた開発者同士のコミュニケーションを活性化させ、新たな共創を実現する目的がある。現在167社、400名が参加している。

こうしたコミュニティを作ることは、富士通にも大きなメリットをもたらす。芝崎氏は「当社は大手パートナー様との連携でビジネスを進めることが多いが、クラウドやAIなどデジタルサービスを展開している企業は中堅・中小、スタートアップにも多い。当社にとって『Fujitsu Tech Talk』はそういった企業とのお付き合いを増やしていく場でもあります」と「Fujitsu Tech Talk」の位置付けを説明する。

「マジックソフトウェア・ジャパン様とMagic xpaのパートナー様は、中堅・中小企業へのアプローチを得意とするため、コラボレーションするべく声をかけました」(芝崎氏)

こういった経緯で誕生したのがMagic xpaのクラウド版「Magic xpa on Fujitsu Cloud Service(*2)」である。同サービスを活用する際の初期環境設定やインスタンス構築、運用/監視は、「Fujitsu Tech Talk」メンバーであるスリーハンズが担当している。

次バージョンではAngularの採用を予定

また、今年の後半にはMagic xpaの次バージョンがリリースされる予定となっている。渡辺氏は新バージョンについても「Fujitsu Tech Talk」が関わっていると話す。

「次のバージョンではWebアプリケーションフレームワークとしてAngularを採用しました。Magic xpaがAngularコードを生成し、SPA(Single Page Application)の超高速開発が可能になります。実は当社がAngular採用という新しい取り組みにチャレンジできたのは『Fujitsu Tech Talk』に参加していたからなんです。Fujitsu Tech TalkでAngularに詳しいメンバーと知り合い、そこと組むことで、新しいチャレンジが実現しました。このようなコラボレーションが実現できるのが『Fujitsu Tech Talk』に参加するメリットですね」(渡辺氏)

もちろん、同機能は「Magic xpa on Fujitsu Cloud Service(*2)」でも提供される予定となっている。

最後に芝崎氏は、「エンジニアの方々だけでなく、エンドユーザー企業の情報システム部門の方がハンズオンに参加して、『これくらい、素早く・簡単に業務システムを開発できるのであれば自分たちでも作ってみようか』という話も出てきたりしている。自社のビジネスですぐ使えるものを作るため、手軽にチャレンジできるのは大きなメリットだと思います」とユーザーの幅が拡大している旨を話した。

実際にMagic xpaを試してみたいという人は、マジックソフトウェア・ジャパンが毎月開催しているハンズオンセミナーをぜひ、受講してみてほしい。

(*1) 現在は「FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O」というサービス名で提供しております。
(*2) 現在は「Magic xpa powered by FJcloud」というサービス名で提供しております。

本記事は広告タイアップとしてCodeZineに掲載した記事を転載したものです。

FUJITSU TECH TALK に関するご質問は、お気軽にお問合せください

ページの先頭へ