組織横断的なワークショップから始める
データドリブンマネジメント

Service|課題の整理 / 選定ワークショップ

テクノロジーの著しい進歩と普及により、企業を含む社会全体のデジタル化が進み、あらゆるデータが日々発生し蓄積されています。このような背景のもと、データの重要性はますます高まり、企業における様々な課題をデータ駆動型で解決する「データドリブンマネジメント」に注目が集まっています。

データドリブンマネジメントとは、データとデジタル技術を徹底的に活用することにより、企業のビジネスプロセスのさらなる効率化や、予測困難な状況下での意思決定を可能にするなど、ビジネスのあらゆる局面でこれまでの壁を超えて価値を生み続ける企業へと変革していくことです。データにより生み出される新しい価値は、組織横断的に多くの人が享受し、組織のあり方や企業風土も変えていきます。

では、データドリブンマネジメントの実現に向けたデータ利活用のファーストステップとして、何から始めればよいのでしょうか。有効な取り組みが「ワークショップ」です。
ワークショップといえば、企業でもお馴染みの活動。ワークショップが、なぜデータ利活用の決め手になるのか?その理由とポイントを紐解いてみましょう。

なぜ、ワークショップがデータ利活用の鍵を握るのか?

データ利活用プロジェクトは、一般的に[課題検討]→[構想立案]→[施策実施]→[活用 / 運用]というステップで進められます。この[課題検討]フェーズにおけるよくある問題とそれに起因する失敗例は次のようなものがあります。

  • 目的が不明確
    目的が不明確な状態でスタートしてしまい、プロジェクトの過程で意思決定 / 判断できない。成果を評価できない。
  • 現場での納得感の欠如
    業務プロセスや課題の理解が不十分なまま進めてしまい、プロジェクトの過程で現場部門や関係者の協力が得られない。分析結果を現場業務に活用できない。
  • 実現性の検討不足
    データの入手方法やシステムの制限、技術的な難易度などを十分に事前検討できず、計画とアウトプット品質の相違や検討事項の山積みなどにより、プロジェクトが頓挫する。

これらのことから、目的明確化や実現性検討に加え、課題設定の妥当性や納得感、つまり様々な観点から社内関係者の認識をしっかりすり合わせておくことがとても重要であることが分かります。

しかし、業務への関わり方や役割によって、感じている課題や原因、それらを解決して目指したい姿、データ活用による効果や価値への期待は異なります。そのような側面を持つ変革プロジェクトであるからこそ、最初にビジョンや目標を共有し、それぞれの立場から現状の問題とあるべき姿を考え、より効果的で納得性の高い取り組みを見極める必要があります。

その多様性のある議論と合意形成の場を実現するのが「課題の整理 / 選定ワークショップ」なのです。

ワークショップを成功させるためのポイントは?

ワークショップでは、何を議論し決定する必要があるのでしょうか。データ利活用で取り組むべき課題の整理 / 選定を目的とした本ワークショップでは、次の4つを議論します。

  • 現場で抱えている課題の抽出と深掘り
  • 課題を理解し評価するために必要な情報の明確化(業務やデータ)
  • 課題の評価方法、評価基準の設定、評価
  • 取り組むべき課題の優先度

これらが、この後の[構想立案]フェーズでの具体的な計画へのインプットになります。

多様性のある議論をするためにワークショップが有効であるとお伝えしましたが、異なる立場の人が集まるだけでは期待する成果は生まれません。日々の業務で感じていることを言語化するのは難しく、相互に理解し問題の本質を捉えた意見交換を通じて答えを導くことはとても困難です。参加者の考えを段階的に表出させ、他者と共有する過程でさらに深め、新たな気付きと共に一歩進んだ議論の場をつくる、高度なファシリテーションスキルが必要です。

また、ワークの内容や進め方は、企業の目指すべき姿や、業務や組織の特徴、データ利活用に取り組みたい領域やテーマ、参加者の状況に合わせて様々なスタイルが考えられます。データ利活用のためのワークショップの企画や運営は、データ利活用に精通した知識や経験が求められることは確かでしょう。さらにワークショップ後に、その成果を次のステップに結び付け実際の価値を生み出していくためにも、専門的なノウハウが不可欠です。

これらを考慮すると、やはり社外のコンサルタントやデータサイエンティストのサポートを得ることが課題の整理 / 選定ワークショップ成功のための最大のポイントともいえるでしょう。ワークショップの段階からプロフェッショナルと上手に連携を図ることによって、データ利活用プロジェクトのスタートを円滑に進めることができるのです。

ビジネスとテクノロジーの両面から最良の解決策を見出す
富士通のコンサルティング

富士通は、データドリブンマネジメントにおける社内外での豊富な実績を活かし、このようなワークショップを支援する充実したサービスを提供しています。また、課題の整理 / 選定ワークショップばかりでなく、データ利活用に向けた戦略 / 戦術の策定、プロジェクトのマネジメントなど、お客様のご要望に合わせてトータルなサポートが可能です。

お客様とともにプロジェクトに取り組むスタッフも、データ利活用に精通したコンサルタントに加えて、データサイエンティストなど多彩な人材を揃えています。富士通は、ビジネスとテクノロジーという両軸からのコンサルティングによって、お客様のデータドリブンマネジメントを支援していきます。

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