Welcome to Innovation Times
Autumn 2020
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先端技術が生み出す「信頼(Trust)」でデジタル社会の発展に貢献する - 株式会社富士通研究所 代表取締役社長 原 裕貴
新型コロナウイルスは社会と経済を一変させました。そして、この劇的な変化は、やがて元に戻る一過性のものではなく、それ自体がNew normal(新たな常態)になると言われています。そして、社会や企業には、今後も度々押し寄せる変化の大きな波に向けた変革が求められます。
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Innovation Focus
表情研究をさらに推進するために――富士通研究所がオンライン・ユーザーグループ調査を活用
AIの台頭により、人間と機械のコラボレーションが今後ますます進化すると期待されています。富士通研究所は様々な心理状態を検出する表情認識技術の研究を長らく行ってきました。その目標は、人間と機械のコラボレーションのために、人間の反応や行動を機械がより効果的かつ正確に理解できるようにすることです。
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Innovation Focus
信頼されるAIの実現に向けて――富士通研究所のグローバル・イニシアティブ
人工知能(AI)が人々の日常生活に普及し始めました。AIへの依存度が飛躍的に高まるにつれ、AIが出した結果に、いかなる形であっても、偏見、差別、不透明さが含まれることは許されなくなってきました。「良いAI社会」を実現するには、AI倫理に基づき、グローバルな機関、政府、さまざまなステークホルダーが協力して「信頼のエコシステム」 を構築することが不可欠です。
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On the World Stage
ACM KDD 2020カンファレンスで、「心の健康のためのAI」を切り開く
富士通研究所は、スタンフォード大学とアールト大学の2大学と提携して第1回AIデザイン国際ワークショップを開催。AIを用いたメンタルヘルスの問題解決を前進させています。
現在、世界はメンタルヘルスの観点から持続可能性の危機に瀕しており、早急な対応が求められています。4人に1人が精神疾患と診断され、精神疾患の経験がある人の割合は5人に3人以上と推定されています。世界保健機関(WHO)によれば、うつ病性障害はすでに世界の疾病負荷の第4位の原因となっており、2020年には第2位になると予測されています。この状況を受け、富士通研究所は、8月24日に開催されたACM KDD 2020カンファレンスにおいて初となる、メンタルヘルスケアに向けたAI設計をテーマとした国際ワークショップを立ち上げました。
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技術者インタビュー
実用段階に入った次世代アーキテクチャー「デジタルアニーラ」が目指すさらなる進化
プロセッサの集積密度が物理的な限界に近づき、既存のコンピュータでは飛躍的な性能向上が見込めなくなりつつある現在、様々な次世代のコンピューティングアーキテクチャーの研究開発が進められています。その一つとして富士通研究所が開発したのが「デジタルアニーラ」です。他の技術に先駆け、すでに実用段階に入ったデジタルアニーラについて、研究開発を担当する研究員に話を聞きました。
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技術者インタビュー
「行動分析技術 Actlyzer」で映像からのAI行動解析がより身近に
AI(人工知能)技術の急速な発展により、ビデオカメラで撮影した映像を解析して人の動作を認識することが可能になりました。しかし、ビジネスの現場で実際に活用するには、大量のデータを用意して機械学習を実行する必要があり、その準備に時間と手間がかかるという課題があります。これを解決すべく富士通研究所が開発したのが、AIによる「行動分析技術 Actlyzer」です。その研究開発に取り組んだプロジェクトメンバーに話を聞きました。
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技術者インタビュー
DX時代のソフトウェア開発を革新 AIによるバグ修正技術を日米で開発
デジタルトランスフォーメーション(DX)によって事業を変革する試みが注目される中、重要な課題の一つとなるのが、ソフトウェア開発の効率化とさらなる品質の向上です。その課題解決に向けて富士通研究所が開発したのは、静的解析ツールによって検出されたソフトウェア中の潜在バグに対応する修正案を、AIを活用して自動的に生成し、ソフトウェア開発者へ推奨する技術です。米国シリコンバレーのFujitsu Laboratories of America(FLA)と富士通研究所が共同で開発した同技術の背景と両社の連携について、研究開発に携わった6名に話を伺いました。
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