FLASHWAVE7500 光波長分岐挿入システム(2003年)

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インターネット基幹網を高効率化

1990年代後半、インターネットが急成長すると、ネットワークにも大容量化が求められるようになりました。当時、光増幅器など関連技術の研究を進めていた富士通は、1998年に伝送可能な容量を従来の10Gbpsから320Gbpsに増大した「FLASHWAVE-320G」という装置を、翌1999年には当時世界最大だった1.76Tbpsに対応した「FLASHWAVE7700」を発表します。

その後、ITバブルの崩壊でネットワークに経済性が要求されるようになると、必要な伝送容量を自由に設定し、ネットワークを効率的に構築・拡大できる伝送装置の開発に成功します。これがインターネットの基幹網を支える役割を持つ2003年発表の「FLASHWAVE7500」です。国内外の通信事業者に次第に知られるようになったこのシステムは2008年、アメリカでトップシェアを獲得しました。

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