富士形3号電話機（1945年）

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日本の電信電話設備は戦災によって大きな被害を受け、終戦時には神経系統としての機能をほとんど果たし得ない状況でした。逓信院は、通信施設の復旧に全力を挙げることになり、当時まだ電話機製造業者に指定されていなかった富士通も照会を受けました。1945年（昭和20年）12月に富士形3号電話機が、逓信院の標準規格認定を受け正式に採用され、富士通は電話機製造業者に指定されました。これにより、富士通は戦後の逓信施設復興に大いに貢献しました。