いつでも、どこでも、だれでも使える、バンキングサービス新潮流
デジタル化がもたらす提供価値の再定義
IoTやAIといったデジタル技術を活用してビジネスプロセスやビジネスモデルを刷新し、新たな価値を創出するデジタル革新。
富士通が実施したグローバル調査では、金融業界のデジタル革新が最も進行しており、10社中9社はデジタル革新に着手し、取り組んだプロジェクトのうち、約3割がすでに成果を生み出していることが分かりました。
デジタル革新に伴い、新興のテクノロジー企業、流通業や通信業といった異業種企業など、多方面から銀行ビジネスに新規参入を図る動きが活発化しています。これら新規参入企業は、これまで銀行が担ってきた機能を代替して新たな価値を生み出そうとしています。
デジタル革新がもたらす新たなバンキング・サービスの姿
デジタル化されたバンキング・サービスの未来ビジョンは5つの潮流として整理できます。
エンゲージメントバンキング
生活や事業に溶け込むサービスを提供
日常接する様々な異業種のサービスとつながり、いつまでも、どこでも必要なときに金融サービスにアクセスできる環境を提供する
プラットフォームバンキング
プラグ・アンド・プレイで銀行機能を提供
フロントエンドで、金融サービスを提供する企業に対し、バックエンドで銀行機能を提供する
テクノロジーバンキング
技術によって効率的なサービスを提供
定型業務を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)や、AI技術が従来の労働集約的な業務プロセスを変革する
ソーシャルバンキング
仲介者のいない新たなサービスを創出
ネットワークの参加者が自律的に取引を行うことにより、シェアリングエコノミーといった個々人が直接的につながる新たな経済活動を支える基盤となる
インクルーシブバンキング
社会的な価値の最大化に貢献
現状金融サービスを利用する機会がないBOP(Base of the Pyramid)に属する人々への金融サービスを提供し、生活水準を向上する
バンキングビジネスの革新に向けて
伝統的な銀行にとっては、デジタル技術を活用してビジネスモデルそのものを変革する大きな機会が到来しています。新規参入企業は、自社が得意とする既存のビジネス領域と新たなバンキング・サービスを組み合わせて、利用者への提供価値を再定義することが成功の鍵を握ります。
詳細は、「バンキング・サービスのデジタル革新」をご覧ください。