ご挨拶

富士通株式会社 執行役員常務 林 恒雄富士通株式会社 執行役員常務 林 恒雄

 わたしたちは、未来を見通すことが困難な、複雑で不確実な世界に生きています。世界の隅々までつながった複雑なネットワークは、人々の暮らしを豊かにするとともに、経済格差の拡大や、気候変動など、解決が困難な深刻な社会課題も生み出しています。そして、新型コロナウイルスCOVID-19の急速な感染拡大は、わたしたちの生活を一変させました。

 この困難で危機的な時代により良い未来をつくるため、デジタルテクノロジーに大きな期待が寄せられています。政府においても、行政そして社会のデジタル化を強力に進めるため、デジタル改革関連法案を閣議決定し、デジタル庁を司令塔に関連する施策を迅速かつ重点的に推進するとしています。
 デジタルテクノロジーは、人々の暮らしやビジネス、そして政府、社会の在り方を大きく変革する力を持っています。一方、信頼できない情報の氾濫、プライバシーの侵害、サイバー犯罪など、新たなリスクを生み出す負の側面も併せ持っています。

 企業はどのように関与するべきでしょうか。富士通はコンピュータの黎明期から長年にわたり、政府機関の業務を支える様々な情報システムを提供してきました。最も重視してきた普遍的価値は「信頼(トラスト)」です。富士通の持つ技術力を結集し、情報システムの信頼性向上に寄与してきましたが、より社会の変革に主体的に貢献する責任があると考えております。

 富士通の使命(パーパス)は、「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」ことです。政府が進める、社会全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進にあたっては、これまでの人や組織による信頼に加え、テクノロジーを活用した新たな信頼(デジタルトラスト)が不可欠であると考えています。
 富士通は、仮想世界(デジタル空間)と現実世界(リアル空間)が信頼できるデータで繋がり、様々な主体が新たな価値を生み出す社会の実現に向け、スーパーコンピュータ「富岳」をはじめとした最先端のテクノロジーで貢献していきます。また、日本国内における当社のデータセンターから提供するクラウドサービスの運用に必要な全電力を2022年度までに100%再生可能エネルギーとし、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

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