仙台市様 東北放送株式会社 様 導入事例

仙台国際ハーフマラソン2023の魅力をマルチWeb動画配信

Fujitsu Media Cloud映像伝送サービスで実現する参加者目線の新たなイベント体験

6月4日、杜の都・仙台を舞台に深緑の街並みを駆け抜ける「仙台国際ハーフマラソン2023」が開催されました。同大会では、主催の仙台市と東北放送株式会社(以下、tbc)が、富士通の提供するエッジAIカメラ及びFujitsu Media Cloud映像伝送サービスを用いた動画配信を実施。大会の模様をライブ中継するとともに、YouTubeでのアーカイブ配信を行いました。メディアの多様化が進み、イベント中継のあり方も変化を続ける昨今。本取り組みは、同大会にどのような価値をもたらしたのでしょうか。仙台市、tbc、富士通、それぞれの担当者に話を伺いました。

課題

大会の認知度向上や市民ランナーの将来的な参加意欲向上を図るのが狙い。

効果

  • 全国から多数のアクセスがあり、大会の認知度向上を後押しした。
  • イベント中継に「新たな視点」を追加することができた。
  • 参加ランナーのリアルな反応を確認できた。
  • 大会の安全管理の面でも有益だった。
仙台国際ハーフマラソン2023当日の様子
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今回の取り組みを通じて、大会を幅広い地域に届けることができましたし、動画へのアクセス分析などを通じて、ターゲットを絞った訴求も可能になりました。

仙台市文化観光局文化スポーツ部スポーツ振興課 事業係長 早坂秀仁 氏

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少ない人員で、これだけの方に視聴される動画を配信できたのは大きな成果です。

東北放送株式会社 テレビ局業務推進部 鈴木雅人 氏

コロナ禍の影響でマラソン大会の人気が鈍化。
新たな魅力訴求の手法が求められる

「今回の取り組みは、大会の認知度向上や市民ランナーの将来的な参加意欲向上を図るのが狙いでした」。そう話すのは仙台市文化観光局文化スポーツ部スポーツ振興課で事業係長を務める早坂秀仁氏です。大会運営やサイドイベントの企画を担当する早坂氏は、大会の新たな魅力訴求の手法を模索していたといいます。
仙台国際ハーフマラソンは、2023年で第30回を数える仙台市の春の恒例イベント。現代的なオフィスビルが連なる青葉通や東二番丁通、仙台城跡などの歴史情緒あふれる青葉山エリア、深緑のケヤキ並木が美しい定禅寺通など、杜の都・仙台の見どころを余すところなく体感できるマラソンコースが、全国の市民ランナーから高い人気を集めています。市民参加型イベントにリニューアルした第22回大会以降、参加応募数は10,000件を越え、出場権の抽選は高い倍率を誇ります。
「コロナ禍による自粛期間を経て、スポーツイベントへの参加のモチベーションが全国的に低下した印象があります。実際に、仙台国際ハーフマラソンについても、2019年以前は参加募集を開始すると即日で定員に達するほどでしたが、2022年以降はその勢いがやや鈍化していました。今後、大会を持続的に開催するためにも、既存の手法とは異なる形で認知度向上や参加意欲向上を図る必要がありました」(早坂氏)。

Web動画配信により、テレビ中継とは異なるイベントの魅力訴求を狙う

早坂氏ら大会事務局は、認知度向上、参加意欲向上を狙い、新たな魅力訴求策を展開します。その取り組みの一つがWeb動画配信でした。本取り組みに至る経緯を、富士通Japan北海道・東北公共ビジネス統括部宮城・山形公共ビジネス部の藤田佳延は振り返ります。
「富士通Japanは東日本大震災からの復興支援を目的として、2012年大会から仙台国際ハーフマラソンに協賛してきました。それから10年を経て、今後は、富士通Japanの本業であるICTやデジタル技術を活用することでイベントの価値向上に貢献したいと考えたのが、本取り組みの発端です。仙台市様と議論を重ねるなかで、『大会の認知度向上』という課題があることを知り、Fujitsu Media Cloud映像伝送サービスを活用したWeb動画配信をご提案しました」(藤田)。
例年、仙台国際ハーフマラソンは共同主催であるtbcが撮影を担当し、東北6県でテレビ中継しています。これは大会の魅力訴求に重要な役割を果たしていたが、撮影機材や人員の制約上、放送されるのはトップ争いの集団や折り返し地点の定点カメラ映像などに限られていました。しかし、富士通のライブ中継向けSaaS「Fujitsu Media Cloud映像伝送サービス」やエッジAIカメラなどを組み合わせれば、従来は捉えられなかった新鮮味あふれる映像を撮影でき、さらに、その映像をWeb動画配信で全国に届けることができます。それは大会の認知度向上を目指していた仙台市の希望に叶った提案でした。こうして、仙台市、tbc、富士通、の連携により、Web動画配信に向けた企画が開始されます。

PDF版をダウンロードしていただくと、インタビューの全文をお読みいただけます。

左から、富士通株式会社 番場 啓介、仙台市 早坂 秀仁 氏、東北放送株式会社 鈴木 雅人 氏、富士通Japan株式会社 諏訪 達也、富士通Japan株式会社 藤田 佳延

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